協力期間 : 2020年2月 〜 4月 キャラクターデザイン・3Dモデル化 : 津倉冴
ヒアリングを丁寧に行い、依頼主様がどのような姿になりたいかはもちろん、配信は人に見られるものという観点から、ご本人の性格や周りの方から見た姿なども伺って、デザインに盛り込んでいきました。 その上で、何案かのキャラクターを提案し、話し合いながら一つに絞っていきました。
ご希望通りの「ゆめかわいい女の子」であると同時に、どこかしらクールな女の子が好きな方にも響くデザインに仕上がっています。
3Dモデル化にはVRoidを使用しました。
VRoidは様々な作業が簡単にできるようになっている分、制限も多く、ともするといかにも「VRoidっぽい」デザインに収まってしまいがちです。 その制限の中で、どれだけ幅のあるデザインができるか、オリジナリティを出せるかが腕の見せどころでした。
たとえば、VRoidには髪の内側に影をつけるという機能がありません。 そこで、影の色にした髪を内側に入れ込むという工夫を施しました。
また、服装はデフォルトで入っている衣装を彫刻のように削り出していく仕様になっており、パーツを付け足すことができません。 そこで、削り出していく方式でかわいさが出る衣装のデザインに努めました。
VTuber活動としては、VRチャットに入ることと、配信をすることをご希望でしたので、どちらでも映えるように気を配りました。 配信の際には全身が見えないので、上半身だけ見たときにどれだけ二次元的なかわいさがあるかにもこだわりました。
たとえば、頭の影が胴体に落ちているように見せるため、影の部分にあたる肌の色をあらかじめ変えています。 それによって、配信で見たときに、YouTuberさんやインスタグラマーさんの配信のように、真上から光が当たっているように見えて映えるようになっています。