デザインスタジオクセモノ

Xemono Inc.

2024/01/26

小さい時、自分は発明家になりたかった。

謎の装置を組み立てて動かすことに憧れがあったし、アニメに出てくる天才発明家が、よく爆発してアフロになっているのをかっこいいと思っていた。爆発もアフロも大好きだったのだ。

けれど、実際に発明家ごっこをするのは小さい子にはハードルが高い。爆発は普通に危ないし、子供がいじって壊していい謎の機械はそんなに転がってない。そもそも何を作ればいいかすら思いつかない。そのまま時は流れ、最近まで発明家になりたかったことさえ忘れてしまっていた。

今の仕事は発明に近い。爆発もアフロもないけれど、プログラムやデザインをした試作品を人に喜んでもらっている。大事なのは、ゴミを見せることを恐れないことだ。恐竜のソフビは買ってもらえなくても、折り紙を三角に折ればステゴサウルスに見えなくもない。きれいな完成品が得られないゆえのしょぼい代用品かもしれないけれど、誰も見たことないものがほしければ、そんなものの完成品はない。(あったら普通に喜ぶ)(でも、あるものも普通にほしいね)

最近した発明も早くみんなに見せびらかしたいな。爆発はしないけど、ちょっと面白いだろうと思う。

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