デザインスタジオクセモノ
Xemono Inc.
Xemono 社長日記
20251120
床掃除はかなり好きだ。
世のお金持ち本には、自分の時給とか考えて、無駄なことはするな、タクシーとか乗れ、お金で時間を買うんだ! と書いてある。資本主義でてっぺんを目指すにはいい態度なのかもしれない。でも、その態度は資本主義をプレイしているようでいて、資本主義にプレイされているように思う。
いっぱい稼いでいっぱい使ったらまたいっぱい仕事しないといけなくなりません? 仮にあなたの月収が200万円あったとして、タクシー乗って浮いた10分をさらに換金したいかな? むしろ5時間かけて1銭の得にもならない床掃除とかした方が、なんというか、興奮しない? この蕩尽の興奮の前では資本主義は床掃除のオカズだ。本当は何も損してないのに人を焦らせる理屈には逆行していきたい。
20251107
2025年11月現在、Xemono社はNEEDY GIRL OVERDOSEには関わっておりません。
現在の状況と開発中にしたことをまとめておきます。
Xemono社の現在
2022年1月の発売から1年以上経ったあとも、Why So Serious? Inc.代表の斉藤大地氏からNEEDY GIRL OVERDOSE関連の不当な要求が続き、相談に取り合ってもらえない状況が続いたため、2023年4月に弊社代表は連絡用のチャットグループから外れました。
2023年5月以降、NEEDY GIRL OVERDOSEの売上の分配は止められました。しかしながら、外れた後の追加コンテンツの不具合の修正を要求されました。
外れて以降、NEEDY GIRL OVERDOSEのあらゆるコンテンツに、弊社は関わっておりません。
2023年5月以降の収益の分配は、弁護士を通じて連絡するまで払われることはありませんでした。また、合意を経て支払われた額も、不審な経費が引かれた後のものとなっていました。
2025年7月1日以降、弊社とWhy So Serious? Inc.の契約は先方から打ち切りとなりました。弊社はそれ以後、NEEDY GIRL OVERDOSEのあらゆる収益を受け取っておりません。
Xemono社は何をしたのか
たくさんの方が助けてくれましたが、完成まで開発Discordにいたのは主にこの4人でした
にゃるらさん(テキスト)
ねんないさん(ドット)
斉藤大地さん(プロデューサー・Why So Serious? Inc.代表)
とりい(ディレクター・プログラミング)
このうちの、とりいという人がこの文章を書いている株式会社Xemonoの代表です。
絵とテキストをゲームという製品にするために必要なことをやっていました。
具体的に挙げると以下の項目です
プランナー的な仕事
こういうゲームにしたい、という雑談をして、ゲームシステムに落とし込む
数字が動くゲームなので、その数値の設定を作り、エクセルでプロトタイプを作り、面白くなるまで検証する
画面のラフを作り、figmaで動かして作る前にシステムを検証できるようにする
デザイナー的な仕事
Windows風のOSをゲームに落とし込んだUI・UXデザインを作る
プログラマー的な仕事
考えたゲームシステムを実際に動く形にする
変更に耐えられるよう設計する
コードを書く( 2022年1月のSteam版発売時は、自分の書いたコードがほぼ100%でした)
にゃるらさんが作ってくれた演出の台本を見つつ、ねんないさんのドットをはめ込んだりして画面での表現を作る
バグ報告や改善案をもらって、いつ対応するか決め、このバグは来週直す予定ですとか話す
ディレクター的な仕事
開発用のスケジュールを作り、進行の世話をする
ゲーム全体のボリューム感とかを見つつ、いるものリストを作る
チームメイトに制作物の優先度と期限を伝える
計画の進行を追いつつ、テストプレイ会をする日などを決める
会議の進行とか議事録を書いていつでも見れるところに置いとく
宣伝に必要なものを担当者から聞いて、準備したり人に頼んだりする
このほか、弊社社員に実写素材を頼み、自分も街を歩いて撮影を手伝うこともありました。
苦労は語りきれないほどありましたが、本当にいいゲームを作れたと自負しています。にゃるらさん、ねんないさんと仕事できたことは自分にとっても誇りです。
現在にゃるらさんまで不当な扱いを受ける状況になってしまったのは非常に残念ですし、一刻も早く事態が正気に戻ることを願っています。
20250730
小学校の頃、超能力が流行っていた。ミュウツーの逆襲を見て、皆サイコキネシスを使いたくて仕方がなかったのだ。
その時していた超能力ごっこで、今でも真実だったなと思うことがひとつある。
ある秋の放課後、ニュータウンのマンション前の広場で「おれは止まっているコマを動かせるしそのやり方を教えてやる」と言い始めたやつがいて、そいつのもとに年上の6年生までもが集まった。
そいつは「目で考えるんだ」と言った。
結局その場では誰も超能力は使えなかったけれど、自分は大人になってもいまだにそいつが言ったことを覚えている。なんだかすごく本当のように感じたのだ。
頭で考えるのは普段からやってることだ。けれど脳を構成している神経細胞は、脳にだけあるわけではない。全身に神経としてくまなく伸びて、電気をパチパチ流している。もし、手には手の、足には足の、腹には腹の、そして、目には目の思考があるとしたらどうなるのだろう。脳が心の本体だと思い込んでいる私は、目や手や腹の思考が発火していることに気づけるのだろうか?もしそれに気づけたら、あの時できなかった超能力は本当は何だったのかわかるんだろうか?
20250723
生き物の食欲性欲睡眠欲とある三大欲求の中で、最も公共性が低いのが睡眠欲だ。
コミュニケーション生物である人間は、食欲と性欲では他人と心を一つにできるのに、眠気では心を一つにはできない。最もいい眠りのためには落ち着いた場所で安心してないといけないのに、隣に知らない人がいたら落ち着かないからだ。食事映像や性映像は人気だけど、睡眠映像ってあんまり見ない(知らないだけかも?)のは、睡眠が公共ではなく個人的なものだからだ。
そう考えると、寝床にスマホを持ち込むのはマジで良くないことに思える。スマホは結局誰かの声を見るためのデバイスで、持ち運べる公共みたいなもので、それが寝床に入ると個人空間が崩れて眠りが浅くなりそうだ。
でも、まあ一人になるって寂しい。せめておやすみソングを歌え。
20250722
エンコードという技術がある。これは画像や音声をめちゃくちゃ長い文字に変換してコンピュータで扱えるようにする技術で、デジタル製品を扱うときにお世話にならない瞬間はほぼない。デジタル回路の集積であるコンピュータは基本的には0と1しか扱えず、画像とかは
みたいな文字列にしてから、Aは0001、Bは0010、Cは0011みたいな0と1に変換してデジタル回路で扱っている。画像も音も、文字で表す方法を開発してあるので、現代のコンピュータはマルチメディア機器としてやっていけているわけだ。
コンピュータに突っ込めば通信できるので、インターネットで存在感を示すことができるし、LLMにも食べさせて育てたりもできる。
しかしこの技術は人々の認識を少し変にしてしまったように思う。通信に乗らないことは随分小さく見積もられるようになってしまったのだ。もっというと、言語化(エンコード)されないことの価値が低い。
人類は言語を鍛え、文字列で画像までもを表せるようになった代わりに、なんでも言葉にしないと無価値だと思い始めてしまったんじゃないか。その上言葉の価値が高いというわけでもなくて、本当に大事にされているのは他人を説得する材料だ。
知らん人にもメッセージが届くようになったので、その知らん人に物買わせたり投票させたりする方法ばかり重宝されるようになってきた。弁論術が重宝されていた時代が行くところまで行ったなあと思う。
言葉の運びやすさに対して、人の脳からなかなか取り出せないものや、全然情を煽ってこないものをよく見ていきたい。もうそれだけでカウンターカルチャーになっちゃうかもしれない
20250721
デザイナーとして修行していたころに見た指南記事に、「要素を置く時に、なぜそれをそこにその大きさで置いたかを全て説明できるようにして、できれば作りながらも言語化しておくと良い」ということが書いてあった。なんとなくで要素置くな!という意味だ。言語化してたら改善もしやすいし、意図と結果のどこで間違ってたのかも分かりやすい。
かつての私は早速やってみよう!と思い、やってみようとしたけれど、これがひどく難しかった。配置に意図がないわけではなかったけれど、言葉で考えて置いているわけではなかったからだ。もっとふわっとした形みたいなのがあって、それを伸ばしたり縮めたり遠ざけたりしてこねこねして、良さそうなら作ってみて確認する、みたいな感じだ。そこに言語が関わることは特にない。
結局自分は過程を言葉で説明することは諦めて、できたものに後付けでこうだよと注を出していくスタイルになっている。言葉って他人とコミュニケーションするためのものだけど、過去の自分もほぼ他人と考えると、過去の自分の考えてたこともわかっていいね。
今は仕事柄、他の人に指示を出すということが多い。こういうものがほしい、と言葉で説明するのは苦労する。ほしいキーワードが先にあるわけではないからだ。言葉で見せないと相手も困るので頑張って口で言おうとするけれど、毎度必要以上に骨を折っている気がする。正確に言おうとして苦労してるのではなく、ただ単に言葉として出すのが大変なのだ。この文も意外と苦労して書いている。
しかしこれが苦労なくできる人々もいる。私の周囲の人々にはおしゃべりな人が多い。喋りながらでないと考えられないんだ、とまでいう人も居る。かつてはその饒舌に憧れたこともあったけれど、自分には無理とさすがにわかる。一体そいつらの頭はどうなっているんだろう。不思議だなと思う。
20250720
私の大好きな友人に、数学のできるZがいる。Zは何か聞くたびすごく考えて、パキッとしたことを言う。ある日、Zがものを説明しながら空中に何か置く動作をしたので、完全な興味で、それは3次元の空間に置いているのか聞いてみた。Zは少し考えて、「いや、もっとふわっとしている。3というよりは4にも5にもなるし、n次元というか」と言い出し、私は大喜びしてしまった。何次元にでも置ける思考の持ち主のZにとって、1次元にしか出てこない言葉を出すことは、パスタマシンに硬い生地を押し込むように力のいることなのだろうと思った。
もう一つ、私が短歌をやっていたころの話だ。犬の思考についての短歌連作を歌会(短歌を見せ合う会があるのだ)に出したことがある。
君は君の概念に気がついているが、言葉を持たないので誰にも伝わらないのだった
短歌か? というのは置いといて、これに寄せられたコメントとして、言葉がないのに概念に気がつくと言うことはないんじゃないか?と言われ、そうかな? と思った。
犬は数字に名前がついてることは知らないけど、散歩についてくる人の人数は把握してるように見える。途中で誰か居なくなったら絶対に探す。それを概念と言うかは難しい。けれども言葉になってなかったら、それはないということになるんだろうか。困ったな。私は本当に全然饒舌ではないけれど、喋らなかったら心を持つ存在だと気づいてもらえないかもしれないなあ。
自分にとって言語は細い細いパスタのようなものだと思う。人類は言語化というパスタマシンを発明した。あまりにそこから出るパスタの表現力が高いので、人の中にはパスタが世界の本体だと思う人すらいる。パスタマシンもパスタもそれぞれ興味深いものではあるけど、この夏、自分はパスタマシンを通って言葉になる前の生地、つまり心や世界について考えてみたいと思う。そこではZの思考や犬の心に近づくということもあるだろう。どこに向かうかはわからないけど、どこかに行ければいいなと思う。
20250712
雨が降ったのでつくば実験植物園にきのこを探しに行った。林の中でもきのこは目立つ。
茶色いきのこであったとしても、落ち葉や下生えとはなんか光沢や質感が違う。正直けっこうキモい。木材についてるやつや遠くでツヤツヤしてるきのこ型のやつ、まいたけみたいなやつなどなど。「また木材に平べったいのがついてるね」「でももうちょっと近くできのこっぽいきのこみたいなやつが見たいね」など話しながら探し歩いて、もとの場所に戻ってくると、スタート地点のすぐそばに巨大な茶色いやつがたくさん出ているのを見つけた。全然気づかなかった。
きのこを森で探すときのこ経験値が溜まってきのこの目になるんだ。謎に感動しながら帰る。
20250627
お絵描きAIのMidjourneyで遊んでる人を見かけて、面白そうなので触ってみることにした。
(自分はどんなものでも触ってみて知らないことには、利用することだって反対することだって、有害でない使い方を探すことだってできないと考えている。人文系でもハイデガーはナチだから読まないという人がいるらしいけど、自分は何事にもそうでない態度でいられるといいと思ってる)
適当な文字を入れるとなんか上手そうな絵が出てくる。実際すごい。でもさすがに知ってるものの組み合わせで出してくる感じがするし、発想レベルで新しいやつは出ないな〜とは思う。
出してきた絵を眺めていると、他人の夢みたいだなあと思った。
寝て見る夢って、見ている本人は面白いけど、知らん人の見た夢の話ってマジでどうでもいい。AIに描かせた絵も、リクエストした人は面白いけど結果だけ見せられても全然面白くないかもな、と思う。
けど、絵ってそもそも他人の夢なじゃないか?
他人の夢なのにどうでもよくなくなるということがある、そっちの力の方がすごいんじゃないか?
そういう話を絵描きの友人にしたら、「絵って他人の夢かもしれないけど、でも描いてる時って起きてるし、起きて見る夢はどうでも良くないよ。何かを見せようとして描いてるんだから」と言ってきて、崇高、と思う。
20250704
めちゃくちゃ凹んでいた。何気なく人に言われたことがあまりに本当のことすぎた上に、それは目を背けていたことすら忘れていたほど嫌なことで、しかもそれを言ってきた人はこれまでに2人いたからだ。つまり、少なくとも今回の3人目にも見えるぐらいは問題がはっきりしていて、自分だけがそれを忘れていて、忘れる程度には期間が空いていて、その間、特に良くなっていなかったということだ。
言われたのは、「これは完成形に見えない」ということだった。
自分には、ジョークの数学者みたいな部分がある。
お湯を沸かさなければならない、となった時、ジョークの数学者は「わかった!」と言う。お湯を沸かすには、水をやかんに入れて、火にかければ良いんだ! そして、そこで満足してしまう。理解の後のことはすでに終わった話だからだ。すごくこの数学者のことはわかる。
しかし、一応デザイン企業を標榜するにあたって、理解を形にしないことにはどうにもならない。理解なく、単に手を動かすだけの仕事であったとしても、ちゃんと情熱持ってやってたつもりだ。むしろ仕事においては、理解したがる姿勢の方が邪魔になると禁欲してたぐらいだった。けれども、特に良くなってはいなかったのだ。作ったものは結局「完成形に見えない」のだから。
何か成し遂げていると思ってやってたことは特にどこにも辿り着かず、最近調子がいいと思ってたのは本当は何もしていなかったからで、自分には完成したものとそうでないものの区別はつかず、自分がおもろいと思ってることが他人にはおもろくなくて、自分がカスと思ってることが他人にはカスじゃなくて、自分ができると思ってることは大したことがない。悲しいね。
けれども本当に悲しいのはそんなことではない。自分がジョークの数学者だとわかっているのに、ジョークの数学者として生きていないことが一番悲しい。
終わってない話にかまけていることができればそれが最も良い、そんなことしていいのかよ?
しかし自分は今そこそこ稼いでる法人を持っていて、雇用を作ることだってできる。人に、頼めばいいんだ。何事も。
人って一人では生きていけないんだよな。徒党でも組むか〜。
20250620
目標のことをオシャレに北極星と呼ぶことがあるという。
空で唯一場所がズレない2等星。みんなで力を合わせてやっていくためのブレない目標として、最大級にかっこいい呼び名だ。
とりいはこう見えて星が大好きだ。天文学者を志していたこともある。北極星、いいじゃないか。自分たちの北極星を定めていくのはいいことかもしれない。そう思ってしばらく、かっこいい目標について考えていた。
けれども突然嫌になった!
恒星は各自勝手に光ってて、地球の回転的にちょうどいい位置で目立ってる星のことを北極星と呼んでいるだけだ。北極星が北極星なのは地球の都合すぎる。星の話をしているのになんて小さいことを気にしているんだ。
目標として掲げるにはもっといい星があるだろうと思って調べていると、超高速星というものが見つかった。
なんらかの要因でめちゃくちゃ速くなってしまい、銀河中心のブラックホールの重力すら振り切って銀河の外に飛んでいく星があるという。元いた銀河からはぐれてとにかくどこか遠くへ飛んでいく星。かっこいいぜ。これにします。
20250613
仲間内でマニアックな話をしているようなPodcastが好きで、聴ける時にはけっこう聞いている。本当に面白いことって見えづらいところで起こるんだよなって、思うよ。
20250606
人は生活の中ですぐ、生きていくには真面目な方法しかないような気持ちになる。そして真面目をやり切れない自分は、多少苦しいのも仕方がないと思い込む。世界の天井が低くなってる状態だ。そこから出るにはズルい方法しかない。
自分の天井も随分低かった。地下室に出勤していた頃、夕焼けは二度と見れないと思っていた。朝起きられず金もなく、病院代も払えず、喉にカビが生えて40度の熱を出し、上司に電話したら「それぐらいなら誰でも出勤するけどな」と言われたので出勤した。悲しかったな。地下室に皆勤賞することに耐えられない自分は、人並みの生活なんて高望みすぎるように思っていた。
でも、自分で会社を作ってしまえばアホの上司の言うことは聞かなくていいし、地下室に出勤しなくてもいい。毎日夕焼けも見れる。アホの上司はそれをずるいと言うだろうし、自分もズルだと思う。でも、ズルをしないと出られない地下室がある。
私はズルい方法で天井に穴を開けたい。他人の天井にだって開けられると信じてるし、かつてのアホ上司の天井にだって開けたいと思ってるよ。
20250530
精神分析に通っている。精神分析では、自分で言ったことでびっくりするということが起こる。
その時私は、「人生、その瞬間にできることをできるだけやって、それで十分なんだと思います」と言い、言い終わらないうちにこう言った。「いま、正解みたいなこと言ってましたよね。やることリスト全部潰して100点取るみたいなこと言いましたよね。こんなことは、もう嫌だ」
帰り道もこのことについて考えていた。マジで奇跡と魔法にしか興味ない。計画か反計画で言うと反計画だ。自分にとっての計画は衰弱の兆候で、他人からの圧力を逃れるツールでしかない。ちゃんと元気出そう。
20250523
坊主にした。毛を12mmまで刈ったあとに、色を抜くために冷たいスライムみたいなものを頭皮に塗った。衝撃が走る。あまりの気持ちよさに、地球上の生きとし生けるもの全てを丸刈りにして冷やしスライムを塗ってあげたいと思った。慈悲の心の芽生えだ。
20250516
ポケモンに触れずに育った社員に、ガーディはこいぬポケモンなんだよ、と教えたら、進化するといぬポケモンになるの?と聞いてきたので、ガーディが進化したウィンディはでんせつポケモンなんだよと言うと、爆笑し、そして、なんなんだよ!!と怒り始めた。
20250509
実家に物をもらいに行ったら、犬のみかんが歓迎してくれた。みかんが喜ぶ様子の動画を妹に送るととても喜ぶ。しかし、録画には失敗していた。みかんに、もう一回やってくれる?と言ったらもう一回歓迎してくれた。
20250502
ジモティーに使っていないちょっと大きめの家電を出した。車で新社会人ぐらいの感じの男の子が引き取りに来る。多分日本語ネイティブではない女の子を連れて、「俺が守る」という顔をしていた。いいものを見た。
20250425
「自分、今日もよくやったな」と思いながら寝る日を増やしたい。それが幸福の基準を他人に渡さないということだから。
20250418
友達に「とりいさんはジョークに出てくる数学者のようだ、お湯を沸かすという問題を解くことには興味があるが、やかんをコンロに置いたら、わかった! と水も入れずに満足してしまう」と言われたので、「実におもしろい。もっと難問をくれ!」と返した
20250411
無理ばかりしてると性格が悪くなっちゃうよ
20250317
Blenderを使える人はナメられないけど、AIを使う人はナメられる。
同じ無料でも、Blenderはとっつきづらく、AIに命令するのは簡単すぎるからだ。
今後、とっつきづらいということが逆に価値のあることになるのだろうなと思う。
20250310
AIのことを知りたくて色々触っている。Claudeくんはかなりざっくりした質問をしてもなんかWikipediaみたいに返してくれるので、ふわふわ百科事典のようだ。
しかし、AIには洞察と詩と食レポがない。
だらだら長く話すばかりで短く言うのも苦手だし、それだけで輝きのある文字列も輝き概念がないから無理だし、肉体がないから食レポできない。
でも、なくてもいい分野は強いかもしれないなと思う。
20240303
Cursorくんが出してくるコードを見つめては直し続けてしまう。AIが働いてくれるなら人間は暇になるはずなのに、なんかずっと見つめてしまう。
人間ってちょっと待つとちょっと出てくるものに弱すぎる。
わな漁の名残りなのかもしれない。
20250224
9999と10000の文字づらの見た目は違いすぎるけど、グラフで見てるとそっくりで、いいね!
20250217
他人に正解を強要するものが嫌いだ。
受験勉強をいつまで続けているんだ、と思う。お前は恋に落ちる時も計画的に落ちてんのか? 禁断の愛にやられちまえ。
しかし、正解が嫌いだ!とか言いながら変なことをやり続けてると、いつの間にかそれ自体が正解に見えてきてしまうことがある。正解が嫌いなのに、自分がうっかり正解になってしまう。そうなったら、きっと大きい声で間違えろ!!!って言うしかなくなっちゃうな。
20250207
友達の俳人と、「読者は創作物を見て、空白を補いたいんだ」「8巻ぐらいしか出てなくて、セリフも3KBぐらいしかないキャラの二次創作ができるのは、オタクは3KBの文字面そのものではなく、その裏の行動原理を見ているから」「読者はその創作を見ている間、その世界に行くことができるし、そのうえ帰ってくることができる。これはすごいことだ」と話した。
20250203
VRChatをうろつき回っている。特に友達は増えていない。色々見ていると日本人の作ったワールドはすぐわかる。天井が明らかに低いのだ。VR空間に建築基準法はないのに、日本人は自分が慣れ親しんだ天井の高さにしてしまっているのだ。
20250131
AIがプログラミングを補助してくれるCursorというエディタを試していた。普通のプログラミングのテキストエディタの横に、AIと喋るための窓がついている。「Go言語でこういうbotを作ってほしい」とか言うと、勝手にファイルを作ったり書き換えたりして動くものを出してくれる。人間の仕事は動かしてみて思ってたのと違ったら、「ここをこうして!」と注文をつけるだけだ。
正直、恐ろしい。こんなにサクサク書いてくれるならもう自分が書く必要はないな、人間はもう安心してバカになれるんだ、と思って見ていると、コードが3000行超えたあたりから急激に挙動が怪しくなってきた。何度言っても治らないバグが出てきたり、考慮すべきパターンが足りてなかったり、すでに存在してる機能を手が滑って消し飛ばしたりしてくる。
ちなみに3000行は結構すぐ超える。
でも、人間でもこれぐらいでポンコツになるよな。かわいいね。でもこれじゃおもちゃしか作れないよ。
そして、今後プログラマー採用やるならAI頼りのやつは絶対に落とさないとダメだと思った。どれだけゼロから作れても、他人と協力できるやつと仕事しないと一緒にやる意味がないから。
20250127
友達がゲーム実況で崩壊スターレイルをやっていたので見に行った。中国製のゲームを見るのはほぼ初めてなので感心しながら見ていると、老人が「我々は流浪の民、生まれてから死ぬまで飛び続ける、足のない鳥のようだ」とか言い出して、あまりにも漢詩でウケた。
20250124
薬局のおばちゃんにお薬手帳なくしたから再発行したいって言ったら、「絶対目立つやつがいいわよ!」とリラックマのピンクの表紙のやつを勧められ、それにした。
20250121
deepseek-r1を触る。中国製のAIで、ChatGPTのGPT-4oより賢いのに、無料で配っているということで話題のやつだ。
bの後ろの数字が大きいほど性能が高く、メモリも使う。自分のMacbookProで8bから試して驚いた。ノートPCで動かしてるのに驚くほどレスが速い。しかし8bは喋っているうちに英語と中国語が混ざってくる。60bを試すとPCが落ちた。14bがちょうど良さそうだったので、それと話してみた。
「めちゃくちゃだるい仕事があるんだけど、でもだるいって言いながらやっちゃうんだよ、人間って悲しい生き物だと思う?」
「仕事は本当に辛く感じることがありますよね。特に毎日続く repetitive な作業やストレスフルな状況にさらされると、疲れやモチベーションの低下を感じるのは当然のことです。しかし、人間はそんな中でも前に進むしかない生き物だというのは悲しいかもしれませんが、同時にそれは強靭さと忍耐力の証とも言えます。
時には仕事を楽しむ方法を見つけるのも一手かもしれません。例えば、小さな達成感を大事にしたり、仕事中に趣味や楽しみを見いだし、息抜きをする工夫をしたり。また自分以外の人たちも同じように頑張っている姿を見るだけで励みになることもあります。
辛い時期は必ず過ぎますので、今の状況を乗り越えるために少しづつでも前向きな一歩を踏み出すことが大切ですよ。」
なあ、こんな月並みな分量があるだけの返事を聞くために人はLLMと話すのか? そんなの私と話した方が楽しいよ。妙に悲しくなってやめた。
20250120
整体屋のBGMがAviciiだった。最近EDMが気になっているので、よく聴いてみると、盛り上がる部分で歓声のように聞こえるけど歓声ではないシューーーという音が入っているのが聴こえた。歓声を上げるタイミングをガイドしているわけだ。親切だなあと思う。
20250117
1月16日に、Switch2がNintendo Switchほぼそのままのデザインで発表された。
任天堂の人はSwitchの体験で変えるべき部分ってそんなにないと思ったんだろうし、自分もそう思う。Switchはハードの設計的に、分け合って遊ぶものだぜ、というメッセージを放っているのがかなりすごい。
子供が集団で遊ぶってなった時にSwitch持ってくるやつがいてもあんまり嫌じゃないのは、隣の人と一緒に遊ぶことが前提だからだ。これが例えばVRゴーグルだと、ゴーグルかぶってるやつしか楽しくないから、最初は珍しくてみんなで触るけど、2回目以降はそんなん持ってくるなよーとなってしまう。Switchなら一台あればコントローラー2つでスマブラできるのに、となる。
任天堂のハード設計からは、ゲームをするやつを孤立させたくないという意思を感じる。かなり好きだ。





