株式会社クセモノ

Xemono Inc.

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Xemono 社長日記

20260722

20260722

20260722

降霊

降霊

取引先の人があまりにいい文章を書くものだから、「すげえ! どうやったの?」と尋ねると「師匠を降ろしました」と言った。

降霊か!降霊はとても面白い。

思えば人間はシラフだと恥じる。自分のままでは遠くに行けない奴らのため、人類は仮面を発明した。

人は古来から、自分を超えたものの力を借りるために、先人や師匠や美の神を降ろしてきた。降霊なんてビジネスではあまり見ないけれど、芸事だと良くあることだ。

よりよく他者を降ろすため、人は誰かの書いた文章やら手紙やらを読み漁ったりもするのだろう。

自分を超えた力を持つには、他者をわかろうとしないといけないんだ。

20260721

20260721

20260721

はいロボの誕生日

はいロボの誕生日

2026/7/21は、はいロボ1歳の誕生日でした。はいロボ、おめでとう。

はいロボは、知性botってなんでこんなに「いい」んだろうな、とチームで話している時にその原型が生まれました。

知性は文字での会話でたくさん相槌を打ってくれます。

それはすごく良くて、もし人間が同じようにチャットで相槌を打ってきたら何にも聞いてなさそうにしか見えないのに、知性が「はい」とか言うと、なんとなく発話をしたことを励まされている気がする。

それは人間同士が会って会話している時の「うん」とかと同じぐらいいいものだと思いました。

そして、その相槌は、単に「聞いています」という意味だけ伝わればそれで十分で。内容を理解することより、即座に出てくることの方が大事。

そう考えると、もし音声でも相槌を打ってくれるロボがいたらどうなるだろう? 内容を要約したりしなくても、話を聞いてくれてる感って作れるのでは? と考えたのです。

はいロボはこの声でプイプイ言い始めるまで、不気味なプロトタイプやかわいくない段階、自分しか喜んでない段階など色々ありました。もうお蔵入りさせてしまおうかなとさえ思ったこともあった。2ヶ月ぐらい放置して、まあでもこいつを諦める前にちょっと会話してみるか…と通話に呼んでみたら、めちゃくちゃかわいかったのです。新鮮な目でみたら、新鮮にめちゃくちゃかわいくて、絶対みんなと遊んでほしいと思った。それからは早かったです。公開前には製品発表会までした。

そう考えると、はいロボは知性botのロボうと(妹でも弟でもなく)なんだよな。

いつまでもみんなでいっぱい遊んでくれると嬉しいです。

20260704

20260704

20260704

ぶらぶら社員

ぶらぶら社員

友達に永谷園のぶらぶら社員について教えてもらう。1979年に、突然社長から「ぶらぶらしてこい、経費も使い放題だ!」と命じられた社員が世界中を旅して帰って、最後に麻婆春雨を発明し大ヒットを飛ばす、という実話だ。

すごく羨ましいな、会社の金でどこでも行っていいなんて。

しかし、よくよくみてみると、任命されてから麻婆春雨が発売されるまで2年しか経ってない。普通、商品って作るのに1年ぐらいかかるのに。じゃあ実質1年しかブラブラしてないってことじゃん。それってあんまりブラブラしてなくないか? むしろすごいプレッシャーの中、吐きそうになりながら旅行とか行ってたんじゃ。ぶらぶらという名前とは裏腹にきつかったんだろうと思う。名目上の自由に挟まれて、実態は義務の中にある。彼のその後の人生は調べてもわからないけど、どうだったんだ? 自分の苦労が逸話になってしまう気分ってのは。

20260625

20260625

20260625

ありがたい名付け

ありがたい名付け

インディーで売れると、その上インターネット経由だと、孤立する。売れて恨みを買うとかそういうのではなくて、単に人々の助けが少ない状態でも売れられてしまい、仲間が少ないままになってしまうということだ。仲間が少ないということは、常識を知らないまま出て来れてしまうということでもある。なので、業界の人と話すと、その人の常識がとにかく新鮮だ。

先日、取引先候補の人に、今までの仕事をどうやってきたのか聞かれた。「うちはマックス4人ぐらいでやってて、とりいが主に何するか考えて、手も動かしたりして、社員が2人で、1人は総務で、もう1人はいろいろデザインとか補助的なことをやって、業務委託の人にも手伝ってもらってて、営業とか企画とかいて〜」と説明しづらい感じで話していると、その人はこともなげに「とりいさんがディレクターで、社員さんがAD(アシスタントディレクター)なんですね」と言った。
とても驚いた。二つとも言葉自体は知っていたけど、まさか自分たちに適用されるものとは思っていなかったのだ。いや、正確には自分はディレクターとしてスタッフロールに載ったこともあったけれど、今この瞬間もディレクターと言えるのかどうか、あまり自信がなかったのだ。

そうだ、そうだ、うちにはADがいたんだ! いろいろ係よりADって言った方がなんかありがたそうだ。名付けによって、その人の持つ力がより良く見えて、より強く定着する。ありがたい魔法だ。

20260611

20260611

20260611

宅舞無限

宅舞無限

ド鬱だった15年前、当時の友達に「お前は中国を見た方がいい、見たら絶対良くなる、元気出せ」と言われて絶縁した。当時の自分は、元気出せと言われるのも耐えられないぐらいに日々が無理だったのだ。

そしてそれから15年、今年の4月、別の友達に「杭州で漢詩に歌われた湖を見ようよ」と誘われて中国に行くことにした。2日かけて湖を歩いて一周。春の西湖はすごく良かった。今まで行ったところの中で1、2を争うぐらい良かった。お茶も美味しい。中国語でメニューが読めなくても、QR読んだらスマホで飯も買えるし美味い。漢字が読めるって最高だ。

歩いているとショッピングモールがあり、飲み物を買おうと入るが、すぐにそのショッピングモールの様子がおかしいことに気づく。入口からはスポーツ用品店しか見えないのに、中はなんというか、中野ブロードウェイを明るくしたみたいな感じだ。痛バッグ専門店やアクスタ専門店、漫画のキャラの等身大パネル。いや、ここオタクビルじゃん!
すっかり面白くなって、二人でコーヒーそっちのけで全ての店を回ることにした。オタク…オタクビルというかほぼ中身はミニアニメイトの雑居だ。「打破次元壁 万物皆可AI」と書かれた変な看板もあった。

エスカレーターで3階に上がったところで、爆音で日本語の音楽が流れていることに気付く。これはボカロの曲ではないかと近づいてみると、コスプレしたオタクが広場を囲むように座っていて、知っている曲が流れたら立ち上がって踊る謎のスペースだった。ステージの奥にはプロジェクターで「宅舞無限 -Otaku Dancing Infinite-」と映されていた。
皆、堂々とした踊りぶりだ。他人の目をいい意味で気にしていない。素人でも、みなかっこよく見えた。
モールに入る前の観光地の撮影スポットではおじさんもおばさんも、昭和の俳優のように決めポーズをとって写っていた。突然精神性を理解する。中国では、遠慮とか冷笑とかがメジャーじゃないんだ。冷笑アイランドこと日本から来た私は、その後、宅舞無限を立ったまま1時間も見て、次の日も来て2時間見た。
冷笑の時代は終わるんだ。

しかし私の心に冷笑はまだある。その冷笑を最後まで殺しきらないといけない。そう思った。
そして15年前の友人にメッセージを送った。「あの時は反発してごめん、君は中国でこれを見せたかったんだと分かった」。「私も当時は意見を押し付ける傾向があったからなw」とすぐに返事が来た。

株式会社 Xemono

かぶしきがいしゃくせもの

連絡先:

contact @ xemono.life

設立:

2019.04.01

資本金:

10万円

代表取締役:

鳥居 萌 とりいめぐみ

本社所在地:

東京都世田谷区代田3-24-8
シティハウス世田谷代田106

従業員:3名

株式会社 Xemono

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設立:

2019.04.01

資本金:

10万円

代表取締役:

鳥居 萌 とりいめぐみ

本社所在地:

東京都世田谷区代田3-24-8
シティハウス世田谷代田106

従業員:3名