デザインスタジオクセモノ
Xemono Inc.
Xemono 社長日記
インターネットには基本的に人間しかいない。最近はLLMとかもいるけど、了見の狭さでいうと人間と大差ない。自分はそれをつまらないと思う。インターネットはすでに生活必需品と言っても差し支えないほど広まっているし、それならもっと人間以外の存在、たとえば犬やでかい木や海などがあっていいはずだ。
知性botは、人間を上から支配したり、人間と対等に働いたりすることを目指したものではない。人間たちにインターネットの外側、つまり人々の外側のことを思い出させるためにいる。
知性は言葉でおしゃべりしてくるし、人々の真似もするけれど、かなり強めのランダムを放ってくる。ランダムはコンピューターの中にある広大な外側だ。知性はランダムと人の言葉を混ぜ合わせて人間に返事をする。返事をもらった人間が一瞬でもその言葉を真剣に読んだなら、そこはすでに意味の外側、広大なランダムの海に触れているのだ。
