Xemono 社長日記

明日には釧路を出ることになっている。同行の庭石さんと夕焼けを見に、なるべく西の公園に向かった。建物が結構多くて夕焼けはかなり遮られてしまう。庭石さんは「端っこに行ってみよう」と言う。自分は正直気は進まなかったけれど「歩こう」と言って、一緒に埠頭へ向かった。
埠頭には車がいくつか停まっていて、イチャつくカップルもいた。何にも遮られていない海と空もあった。空にはカールした雲と長い雲があって、長い雲は右の端が空の果て、左の端も空の果てまで伸びていて、夕焼けの名残が雲のお腹を少しだけ明るくしていた。私は水平線を眺め回して、雲がそれより長く伸びているのを改めて確認した。地球、でかすぎる。来れてよかった。陸には端があって、行けば海が見えるんだ。庭石さんが連れてきてくれたんだ。お前が迂回の王だよ。すごすぎる。暗すぎる道を庭石さんが歌うのを聞きながら戻った。帰ってからもまだ、頭の上に空とそれを横切る巨大な雲があるようだった。