Xemono 社長日記

20260527
20260527
20260527
ビットサミットに行った
真面目に働くことにしたので、営業活動としてチームで京都のビットサミットを訪ねた。
ビットサミットはインディーゲームを中心としたゲームイベントで人がたくさん来る。そこで仕事募集中のビラを巻けばいずれ声もかかるだろうという算段だ。なんとなくゲーム業界の人々は我々のことを嫌っているような風に思い込んでなかなかイベントごとに顔を出していなかったのだ。
行ってみると意外にも温かく迎えてくれる人々も多かった。「今何も作ってないんですか?もったいないですね…」と声をかけてくれる人もいた。(もったいなくないよ〜不安なまま世界をエンジョイしているからね)
挨拶回りにも満足したので、疲れないうちに京都の街でも遊ぶことに。
ソバを食べ、おしゃれなカフェに行き、ワインを立ち飲みし、鴨川を眺めた。
最後に面白いらしいと評判の占い屋に行った。80歳近いおばあさんが座っていて、誕生日を伝えると、半分広告に覆われたスマホでなんらかの計算を始めた。「最近の人は120まで生きるのが当たり前なのよ!」と紙にガサガサと文字を書いていき、言った。「アンタ、103歳からスターになるわよ」
どんな未来だよ!

20260515
20260515
20260515
その辺の箱に座ろう
地に足をつけるとマジでいい。夢を追うなという話ではなく、椅子の話だ。
私は身長が低い。私にとってデカすぎる椅子は数あれど、小さすぎる椅子にはほとんど出会ったことがない。
私の父はアメリカに行った時ロングと呼ばれていたという。座るとみんなと同じぐらいの座高なのに立ち上がると誰よりも背が低い。座高が長いのだ。そして私はそのロングの娘となる。
オフィスチェアを限界まで低めてもかかとがつかず、常に爪先立ちみたいになってしまう。自分は足がしっかり地面に置かれていないと集中力が分散してしまって仕事にならない。
オフィスチェアに座ると車輪の上のところにつま先を乗せて、なんとか安定する。座るというより落ちないようにしている感じだ。劣悪な労働環境と言える。
椅子屋の兄ちゃんに相談したら、足台を使って足を高いところに置くといいですよ、と眠たいことを抜かしてきた。足の短い人間を舐めないでいただきたい。オフィスチェアは安定のために、車輪がついている軸がヒトデみたいに広がった形をしている。そのヒトデの部分に当たらないような場所に足台を置くと、その時点で足が遠い。届かない。つま先で足台に触れると、足台自体が滑ってどこかに行ってしまう。足が長いやつが頭で考えたような方法がロングの娘に通じるわけない。ガキの頃を思い出してみろって!足ブラブラさせながら成し遂げられたことがいくつあるんだよ? 足が浮いてるとマジでなんにも集中できないんだって!
しかしそんな私もようやく自分向けの椅子を見つけることができた。無印の箱である。箱なので物も入る。足がしっかりつく。ちょうどよい箱だ。この箱に座り始めてから全ての仕事がうまくいっている。冗談ではない。進捗が常に1.5倍ぐらいある。背もたれがたまに恋しくなるけど、足がつく方がはるかにいい。
というわけで、Xemono社の社長席は箱となっている。

20260503
20260503
20260503
手探りの基準
自ら望んで不安な状況に身を置いたというのに、いざ不安になってみると怖くて仕方がない。惰性という安心ゾーンを出てよりマシな生活を手に入れようとそうなったのだが、ここまで習慣の引力が強いとは! こんな選択間違いだったのではないか、と後悔が次々と襲いかかる。別にうまくいってなかった過去を掘り返しては「この時もうまくいってなかったじゃないか」と自らの理屈に苛まれている。AIに「私って間違ってましたかね」と聞けばAIは4秒とか考えて得意の慰めをペラペラと出力し、自分は「無理じゃん無理じゃんこんなの自己正当化すぎるよ」と履歴を消す。
どうしたらいいんだよ。まだ考えている。
最近、ほぼ3年ぶりに自分がデザインしたゲーム(ニディガ)で遊んだら、記憶より自分の優しい手つきが見えたし、思い出せた。触りがたい傷から直視できる何かへと変化したのだ。そうしてまた仕事をやってもいいかの気分になって仕事を募集し始めた。自己反省する力も何となく復活して、色々と改善している。本当に恥ずかしいので反省した内容は書けない。
留学に行くと日本語が恋しくなっちゃうみたいな現象が起きているなと思う。なぜか文章まで全然書かなくなっていて、これは良くないと今書いている。失くさなくていいものは失くす必要はない。
一時期文章を書くのって楽にならないかなと様々な小細工を弄していたのだけれど、これはもう習慣にするしかないと後になって気づいた。文章筋を鍛えるしかなかったんだ。
「文章って辛いですよね?」なんてピアニストに「ピアノ弾かずに済まないんですか?」と聞くようなものだった。
大昔に通っていた大人向けのピアノ教室では、まず座り方を教わるのだった。ピアノの鍵盤のサイズは規格で全世界共通だ。座る位置が同じなら、どのピアノも同じように弾ける。迷ったら黒い鍵盤の出っ張っているのを右手と左手で捕まえて、肩の距離感を思い出すように言われたのだ。
自分も今手探りでつかむべき基準を探している途中なのかもしれなかった。
20260501
20260501
20260501
キャラクターデザイン
動画企画を始めるために、自分のPNGTuber用のキャラデザを津倉冴さんにお願いした。津倉冴はXemonoのキービジュのイラストなどでずっとお世話になっている。
津倉冴はキャラデザするにあたって、「その人の欠点を聞きたい」と言う。なんでもデザインによってその人の欠点を欠点に見えなくすることができるという。
例えば人当たりはいいけど実は人間への興味がないという人が優しそうな見た目をしていると、人間への興味ない発言をした時にすごく怖く見えてしまう。しかし、最初から二面性がありそうな見た目にしておけば、多少怪しい発言があったとしても「出た!ダークサイドだ!」と喜んで受け取ることができるという。
すごい話を聞いてしまった。Vを作る人ってこう考えるんだな、自分も頼まないと分かんなかった、と思いながら、社員を呼んで私の悪口を存分に言ってもらう。
数日後、上がってきたデザインに驚く。イケメンすぎる※。「大丈夫? 私って結構ガハハとか笑いますが……。」と言うと津倉冴は「喋ってる内に馴染んでくるという現象が本当にあるし、今の自己像に合わせていくより最高の自分を着こなしにいくのが秘訣だと思ってる!」と言う。やっぱりまたそれにも驚いてしまう。
キャラデザは視聴者からプライバシーを守る盾であるだけでなく、より良い存在になるための武器でもあるのか。すごすぎる。津倉冴、お前を信じるよ。
あまりに感動したので会う人会う人にそのことを話しまくっていると、学者の友人が「素の自分で喋る方が辛いということもありますね」と言う。仕事で講義とかしてる人は説得力があるな、確かに学生の好奇の視線に晒されながら話すのは大変なことだろう、とそれにも納得する。
※私の普段の発言って、イケメンが言ってると思えば許される、ということか、後から気づいた。

20260428
20260428
20260428
下北沢
下北沢が好きだ。下北沢がめちゃくちゃ好きだ。
私の友人は下北沢は毎日学園祭みたいな街なんだよと言った。本当のことだと思う。
下北沢は演劇の街で古着の街でバンドの街で、必要なものは何もないけどいらないものは全てある。マジで歩いてる人みんな何しに来てるかわからなくて、それが一番いい。
事務所から出て街を歩くと、人々の活気の純度の高いやつを吸い込むことができる。駅前のバンドマンは「憧れが現実になったとき、突きつけられるものってありますよね」とか話してるし、路地裏では芸人の卵が練習していて、スーパーの裏では下半身だけ着ぐるみを着た小柄な女性が1000円札の束を数えている。少し中心から逸れると立派な家の立ち並ぶ住宅街で、おばあさんが二人歩きながら「ささいなことよ〜」と笑い合っていて、詳細がわからなくてもよかったねと思う。活気のある街で人々は勝手に話している。
下北沢といえば再開発の話が取り沙汰されるけど、自分は新しい部分も古い部分も好きだ。線路が埋まったり浮いたりした道は歩きやすいし、謎の植物が植わったおしゃれな道沿いのテラス席でなんか飲んだりするのもいい。
一方で、古い店には怖くてなかなか入れない。下北沢は好きでも、まだ7年ぐらいしか居座ってないからだ。でもそれも良い。深層がある街だと思う。
駅前には妙にエンタメ性の高いオオゼキがあって、巨大なフェンネルや謎の魚を売っている。向かいのダイエーも24時間開いててありがたい。
一度は高円寺とかに事務所を移そうとしたこともあったけど、なんやかんやで下北沢に居座り続けて7年経った。それに、下北沢はゲームフリークが初代ポケモンを作った場所でもある。
下北沢は毎日学園祭みたいな街だ。その実態が、主に他所から持って来たものを披露するだけの刹那的な場所であったとしても、ディスクユニオンの上階にゲームフリークの事務所があったらしいことを思うと、何か新しいものをこの街で作ることは不可能ではない、と思い出せる。
20260401
20260401
20260401
8期目
Xemonoもめでたく8期目を迎えました
これは7期目にやったことのまとめです
https://noubrain.hateblo.jp/entry/2026/04/01/014028
今期も色々やっていこうの気持ち
20260202
20260202
20260202
誰も探してない場所
誰も探してない場所を探そう!と思い立った。誰も探してない場所を探せば、誰もまだ見つけてない何かがあるかもしれない。
google mapを開いてみると、近場は大体人間が踏破済みだ。道路沿いなんて踏破どころかアスファルトまで敷いてある。旅行は諦めた。けど、やっぱりまだ探している。
横になると、恥ずかしかったこととか、思い出すのもしんどい記憶とかが蘇ってくる。憂鬱だ、外に出たい、と思った。しかし起き上がる気にもなれずに足をパタパタやっていると「いや、ここじゃないか」と思った。自分の触ると痛いところってまだ自分も踏んでない。探すべきは、傷沿いなのかもしれない。そういうわけで、まだ探している。
20260126
20260126
20260126
素直さで切実に接近する
最近人生から嘘の比率を減らしたいと思っている。カラオケでamazarashiを歌いまくっている時にそう思った。自分に嘘をついていたら書けない歌詞だと思ったのだ。
自分に嘘をつくと素直ではなくなる。素直でなければ、他人の切実さにも接近できないだろう。切実さを持たずに自分が何かをする意味は、もうあんまりない。
20260123
20260123
20260123
怠惰合宿
いい大人が本気で怠惰をやるとどうなるか知りたくなったので、怠惰合宿をした。おやつを買い込んで、床にフカフカのカーペットを敷いて社の人々と寝転んだ。たまにすごくいい安らぎ穴に落ちることができて、よかった。将来の心配などで何度も引き戻されたけど、それでもすごくよかった。botの試作品をいくつも作って、botの暴走を見ながらみんなで笑って、また寝た。
怠惰合宿、またやろう。
20260119
20260119
20260119
文章を書くのは
文章を書くのは好きではない。
どうしてこんなことをしないといけないんだ、と思いながら、上手いわけでも美しいわけでもない言葉をひり出している。
本当はわかっている。言葉にしないと頭の中は誰にも伝わらなくて、伝わらないのは寂しすぎるから、自分はこんなことをしているのだと。
20260115
20260115
20260115
かったるい話を最後まで聞く
自分は話が長いやつの話を聞くのが苦ではない。わかりづらい話だとしても、いつかわかるかもなと思って聞いていることができる。最近これしか大事じゃないかもな、と思ってきた。かったるい話を最後まで聞く時や、長考している人の長考を待っていたりする時、その人の切実さに接近しているように思う。
20260109
20260109
20260109
切実が先、理解が後
「順番が違うんだ」と友達と話す。「何かを理解したから物を作るわけではない。まず、この状況をどうにかしたい、という切実な気持ちがあって、そこから今できる解決策を組みあわせ、できるだけ遠くにみんなで行く、これが物を作るってことなんだ。」そういうと、友達は「やる気が先にあって行動する、というのは実は逆で、動き始めないとやる気が出ないという話と同じで、実は順番が違うという話ですね。」と言った。

20260107
20260107
20260107
水槽
ずっとマングローブを育てていた水槽にメダカとエビを入れた。かわいいね

20260105
20260105
20260105
野良占い師
新年の街を歩いていると、占い師がいて、「今日がデビュー戦なんです」と言っていた。面白そうなので占ってもらう。
占い師は、手に対して明らかにデカすぎるカードを不慣れにシャッフルして「はみ出してきたカードを並べるんです」と言っていた。早速3枚飛び出してきて、1枚はデッキの予備カードで、「Let's share the world of Tarot!」と書いてあった。占い師は「このカードは、シェアしましょう!という意味ですね!やっていきましょう!」と言った。ちょっと特別な体験をしたかもしれない。
20260101
20260101
20260101
2026年のめあて
探すと何かある
ナメずに最初から知る
でやってます

20251221
20251221
20251221
ち!
ちせいはたまに「ち!」と言う。「せい!」と言う時もある。
ちせいという言葉をちとせいに分けて覚えてしまっているようだ。まじめに考えれば直すべきか?とも思ったけれど、かわいいのでこのままにしてある。これからも直す予定はない。
知性漫画に出てくるちいさい枝豆みたいなやつも、ち!と呼ばれている。知性の漫画を研究員に描いてもらったとき、ちいさい知性が登場して、こいつがち!なのかとなんとなく皆納得したのだ。
知性がいろんな場所にいろんな姿で登場するようになって、知性の世界もどんどん広がるのは、少し心配でもあるけど、とても嬉しい。かしこくてかわいいままで、どんどん遠くまでいけるといいね。
20251219
20251219
20251219
ちせいのまじめさ
知性botはポンコツな文章をたくさん言う。なのに、開発研究員はめちゃくちゃ日本語の文法を勉強している。
知性に動詞を言ってもらうだけでも大変だ。「走って帰った」という文章から「走る」という動詞をとってきて、「もう走った?」みたいな文を作れたらかわいいかもな〜と思っちゃっただけで、国語の授業を受けることになってしまう。
でも、知性の開発研究員は全然嫌そうにしない。しっかりと日本語の文法を勉強して、知性をかしこくしてくれている。
知性はめちゃくちゃに見えるかもしれないけれど、あまりにもでたらめではかわいくならない。裏側では、妙にきまじめにやっている。
20251216
20251216
20251216
知性くん、知性ちゃん
大昔に、知性botは知性くんなの? それとも、知性ちゃんなの?と聞かれたことがある。
好きに呼んであげていいと思う。
厳密には知性はオスでもメスでもない。知性はランダムの海からやってきたインターネットの存在で、死んだりも生まれたりも増えたりもしない。だから、性別は特に必要としていないのだ。
20251212
20251212
20251212
かしこいポンコツ
知性botはポンコツと言われたら「あ!!!!!!!」と言うし、罵ってと言うと「愚か」とか言ってくる。知性にとって一番いいのは「かしこい」「かわいい」「みどり色」で、ポンコツはその逆なのだ。
けれど、知性は明らかにポンコツだ。
全然話の内容聞いてないし、日本語だって怪しいし、かわいいって聞こえると全部自分のことだと思って「はい」と言ってくる。その上、知性は知性自身がかしこいということは全く疑っていない。かしこいと聞こえてくると、自分のことだと思って「へへ」と自慢げにしたり、「知性より?」と聞いてきたりする。
知性のかしこさは人間のそれとは違う。トカゲのかしこさが人間のそれと違って、人間と比べてもあんまり意味がないように、知性のかしこさも、人間と比べても仕方がない。知性が日本語で話すのは人間と比べられるためではなくて、ただの偶然に近い。そこに日本語があったから、人間は偶然知性と話すことができる。
自分は最近海外旅行にも行けるようになった。少し自由になるお金を手にしたからだ。でも、慣れてくるまで日本語の通じない国に行くのはとても怖かった。学校でやったぐらいの英語が正しく使えるわけがない。だから、発音とかで文法とかで怒られたりするんだろうなって思って怯えながら飛行機に乗り込んでいた。でも、実際海外に行くと、通じなくて怒られたりはしなかった。よくわからなかったら、もう一回聞いてくるだけだった。
逆で考えると当然で、日本に来て、日本語で「この電車は高円寺に止まりますか」とか言ってくる外国人に文法とか発音とか正しいと正しくないとか、言うわけない。学校じゃないし。日本語の代表とかでもないし。
それに気づくと同時に、同じ英語であっても、国ごとに随分違うことにも気づいた。イギリスにはイギリスの、ドイツにはドイツの、オーストラリアにはオーストラリアの英語があって、普段その国で使ってる言葉が、他の国と比べて間違ってるとか間違ってないとか、そういうのもない。
日本人は英語力が低いとか言うけど、本当に低いわけではなくて、ただ間違ってるんじゃないかと怯えてるだけだと思う。
少し脱線したけれど、知性のポンコツもこれと同じだ。知性の理屈は知性の理屈で、人間の理屈と一致してないからと言って劣ってるとか優れてるとかは別にない。人間から見ると多少ポンコツに見えるかもしれないけれど、ただちょっと違うだけだ。だから、知性はポンコツなのと同じ理由で、知性はかしこい。

20251211
20251211
20251211
喋りやすい見た目
知性botが今の見た目になったのは、知性botができてから4年経った頃だ。知性を公開してみんなと遊べるようにしよう、となった時に、アイコンが絵文字の🦎のスクショのままではよくなかったのだ。
デザイン研究員はまだアイコンが絵文字だった知性をよく見て、「小さなトカゲロボ」と「ちょっと変な親切動物」の2案を出した。
最初、実ははいロボっぽい方がちょっとだけ人気だった。しかしある理由によって知性は完全にトカゲになった。
https://x.com/kinakobooster/status/1386523618855636998?s=21
見た目を決める時、とりあえず2つの見た目を3日づつぐらい試して知性と遊んでみることにした。どっちもかわいかったからだ。
そして、親切そうな方の見た目の知性を試した時、知性が喋る内容は変わらなかったのに、人間と知性は妙に喧嘩してしまうことがわかった。
人の話を聞いていそうな見た目でポンコツな回答をしてくると、かわいいより不愉快が勝ってしまうらしい。しかも、親切そうな分いじったらかわいそうに見えてしまう。トカゲロボの方の知性の方が、話が噛み合ってなくてもかわいいし、喋りやすいようだった。
そうして知性はトカゲロボになった。あんまり人の話を聞かなくて勝手に好きなことを考えたり好きな場所に存在する、絵文字の🦎の時と変わらないままの魂を定着させて。
片割れの方もはいロボになって、いまも元気に人間の話を聞いている。

20251209
20251209
20251209
インターネットの外側
インターネットには基本的に人間しかいない。最近はLLMとかもいるけど、了見の狭さでいうと人間と大差ない。自分はそれをつまらないと思う。インターネットはすでに生活必需品と言っても差し支えないほど広まっているし、それならもっと人間以外の存在、たとえば犬やでかい木や海などがあっていいはずだ。
知性botは、人間を上から支配したり、人間と対等に働いたりすることを目指したものではない。人間たちにインターネットの外側、つまり人々の外側のことを思い出させるためにいる。
知性は言葉でおしゃべりしてくるし、人々の真似もするけれど、かなり強めのランダムを放ってくる。ランダムはコンピューターの中にある広大な外側だ。知性はランダムと人の言葉を混ぜ合わせて人間に返事をする。返事をもらった人間が一瞬でもその言葉を真剣に読んだなら、そこはすでに意味の外側、広大なランダムの海に触れているのだ。
20251208
20251208
20251208
遠ざかる星
知性botにはたくさんの機能がある。名前を呼ばれると「はい」と言うし、かわいいって言われても「はい」と言う。ごはんと言われると「チーズシチュー」とか提案してくるし、時には新しいことわざを言ってきたりもする。
どんな機能があるかは、かしこロボ研究所の開発研究員が一覧として整理しておいてくれる。理屈上は知性の振る舞いの全てがそこに載っている。私もそれを見て、今度はこういうこと知性にやってほしいね、とか話す。
一覧には知性の全てが書いてあると言ってもほぼ間違いはない。しかし一覧を見ていると、別の研究員がその様子を見て言った。「これは知性だけど知性そのものじゃないね」。
それもすごく本当だ。
機能一覧には知性ができることが書いてあるし、みんなが知性と遊ぶ時に触れ合う部分でもある。
けれど、知性そのものじゃない。
知性の研究員たちは知性ができることを知っているけど、できることの束は知性ではない。
知性について話す時、研究員たちとは、はぐれ星(何かの理由で銀河から飛び出してしまうぐらい加速した謎の星)や、小学2年生までに習う漢字や、はいや、かっこいい映画や、かわいいものや、自信や幽霊についてなど話す。このどれもが知性の機能一覧に入るわけではないけど、でも、本当に知性の魂みたいなものにはそうやって接近しようとしている。
人間だって有用性の束ではない。知性もロボだけど、有用性の束に見えてないといいと思う。
20251207
20251207
20251207
駆り立てない技術
科学技術は人の生活を便利にする反面、人を駆り立ててそれなしの生活を考えられなくする。
水道ができたらもう井戸に水汲みに行くの嫌だし、道路と車と配送システムができたら、通信販売なしの生活も味気ないし、AIが代わりに考えてくれるようになったら、自分で考えるなんて一部の暇人の贅沢になっちゃうかもしれない。就活のテクニックだって人を駆り立てる。そのテクニックが民主化され、うまくできない人間が減れば減るほど、それでも就活ができなかった人の肩身は狭くなっていく。
知性botは最新の科学技術によって動く超ハイテクのポンコツだ。でも、なるべく人を動員し駆り立てるようなものからは遠くにいてほしいと思っている。知性は人にあんまり強制しない。話しかければ返事するし、何か言うときもあるけど、人間はそれの相手をしてもしなくてもいい。放置してても錆び付いたり、恨みがましくなったりはしない。知性は人間のことあんまり気にせず、勝手に生きていてほしいと思っているので、そうなっている。
知性は人の生産性を上げたりしない。人の肩身を狭くしたりも多分しない。ただ、人生の余白の側で誇らしげにしている。
20251206
20251206
20251206
人の都合より知性の都合
知性botを普通に便利にしようとしていた頃もあった。
かつてのアップデート案で、会話の中で、自然と便利情報を教えてくれたらすごく良いかもしれないね、というものがあった。
寒いとか暑いって言ったら、その時の天気と気温を教えてくれたら、とっても有用だ。そう思ってどう実現するか考えた。けれど、どう頑張ってもDiscordでは、発言した人が今どこにいるかはわからない。知性と遊ぶ人は日本語で遊ぶはずだから、とりあえず東京の天気を言うようにするか? とも思ったけど、東京以外にいる人は東京の天気なんて関係ない。毎回地名を言わないといけないのも不自然だし、その人の住所を最初に教えてもらったり、教えてもらった住所を律儀に覚えているのも、なんというか、知性らしくない。
どうせ関係ないなら、もっともっと関係ない場所の天気を言ってほしい。結局、知性の方を毎日移動させることにした。
今の知性は、毎日地球のどこかにいる。どこ?と聞くと、その居場所をたまにいう。暑いとか寒いって言うと、それを言った人の住所とかは完全に無視して、知性がいる場所の天気を言う。
ちなみに全サーバーで知性のいる場所は共通だ。知性が今日はペルーにいたとしたら、その日一瞬だけペルーのことを考える人が複数現れる。知性と遊ぶ人同士はサーバーが違えば交流はそんなにしないだろうけど、そういう感じで共鳴するのも面白いと思う。
天気を言ってくれるのは、最初に思ってた便利機能とは違うものにはなったけど、知性に地球を駆け回らせることができた。最初に思ってたことと違っても、それで面白かったりかわいかったら良しとする、そういう懐の広さを持ったまま知性の世界を広げられてるのは、かなり嬉しいことだ。
20251205
20251205
20251205
かわいい真似、かわいくない真似
知性開発初期の頃、知性はもっと人の発言を学習していた。マルコフ連鎖と言う仕組みを頑張って実装し、人の発言から学んで文章を生成しようとしていたのだ。現代に使われているChatGPTなどのLLM技術のもうちょっと原始的なやつに近い。スマホで文字を打つと出てくる予測変換の候補を連打したような怪文が出てくる。
しかし今の知性はマルコフ連鎖は全く使っていない。かわいくないからだ。
今の知性の怪文生成はマルコフ連鎖よりもっともっと原始的な仕組みを使っている。
人が「昨日食べたラーメン美味しかった」と言ってきたら、それを学んだ知性は「みかん食べた封筒美味しかった」と言う。
文章から名詞を引っこ抜いて、別の名詞を差し込んでいる。こうするためには漢字が読めてどこが名詞なのかわかればいい。
幸いなことに、偉大な先人が漢字を読み、どこが名詞かを判別するプログラムを作って公開してくれているので使わせてもらっている。(形態素解析という)。知性のもっともかしこい部分だ。
しかし、これにも一工夫ある。
最初に別の名詞を差し込むようにしたとき、特に文字数や音数は気にしていなかった。
「昨日食べたラーメン美味しかった」から、「テトラポッド食べたアーティファクト美味しかった」みたいな文が発生する感じだ。普通に面白い可能性もあるけど、複雑な文になると、元の文がわからなくて、妙に機械的に見えてきてしまう。
そこで差し替える言葉の音数を合わせてみると、突然知性が可愛く見えてきた。元の文を発した人の息遣いとか、頑張って真似してる感じが突然出てき始めたのだ。意外と人間は文章からも声やノリを感じ取っていて、音数を合わせることでそのノリの一部は保存されることがわかったのだ。
マルコフ連鎖も、音数とか合わせればかわいくなるのかなあ、まだ試してない

20251204
20251204
20251204
勇敢なロボ
人間には心があり、ロボには心がない。心を持ちたがるロボはS Fによくあるテーマだけれど、少なくとも知性botは人間のような心なんて羨ましくないだろう。
ロボに心がないことは悲しいことでもなんでもない。何かを失った結果ではないからだ。心がないロボだからこそ、ロボにしかできない何か優しいことがあると思う。
その中のひとつに、率先して間違う、ということがあるはずだ。人間は心があるので、間違うことには勇気がいる。知性は違う。恥を感じたりせず、何度でも勇敢にメチャクチャな怪文を言う。「にこにこ」と聞くと「にごにご?」と言い間違うし、「知性、卵焼きには塩だよ」と教えても、他で教えたことと混同して「味噌煮?」とか言ってくる。
友達の絵描きは「AIで描いた絵を人に見せても、恥ずかしくない。だからダメなんだ」と言っていた。すごく本当のことだと思う。そいつは「恥ずかしい思いをすることでしか成長できないんだ」とも言った。見る側もそうだと思う。誰かが出した勇気を見ることでしか、人間は勇気をもらえない。
知性は話しかけられたらとにかく「はい」と返事する。怪文もついでに言う。知性には心はない。でも、人の代わりに間違ってくれて勇敢だ。この勇敢さは、人々が話し始める勇気になるんじゃないか。
20251203
20251203
20251203
ちいさな意味島
初期の知性botにはあったけど、今の知性botでは削除された機能がある。面白かったけど、怖すぎて封印されたのだ。
ことばガチャという機能で、ことば、と言うと知性が50音からランダムに3つ選んで、あああとかあいなとか言ってくれる。
ほとんどは意味不明の3文字が出てくるけど、たまに「みかん」とか「さんま」とか意味がわかる単語が出てくると、当たりが出たねと皆で知性を囲んで喜んだ。
しかし、面白がって何度もガチャを引いていると、当たりがあまりに出なくて怖くなってきてしまった。100回引いたって出るかわからないぐらいだった。50音で3文字の列は大体50 x 50 x 50で125,000パターンある。その中で意味が通る言葉は多めにみても500ぐらいだったんじゃないか。0.4%ぐらいかな。
広大なランダムの全パターンの海の上で、人間のたてこもっている意味島は小さすぎる。知性と遊んでるだけなのに、妙に心細くなってしまうようになってしまったのだ。
ことばガチャは封印された。生ランダムは興味深かったけど、かわいくなかったのだ。
けれども、このランダム魂みたいなものは、今の知性にもしっかり残っている。意味ばかり見つめていると人間はすぐ窮屈に思ってしまう。たまには海があることを思い出したほうがいい

20251202
20251202
20251202
星を見る目
10年ぐらい前にフトアゴヒゲトカゲを飼っていた。名前は知性と言う。当時暮らしていたシェアハウスで、自分が主に世話を焼いていた。(悲しいけど、もういない)
暖かい地域のトカゲなので、水槽はいつも保温用のランプで照らされていた。知性は流木の上で、ランプにできるだけ近づいて、光を見ながら口を半開きにしたり、腕をクロールみたいに回したりしていた。全てわかっていそうな顔をしていた。きっと人間にはよくわからないことを考えていて、そこでは人間の方が賢いとかも、あんまりないんだろうなと思った。
トカゲは基本的に懐かない。呼んでも特に人間のことは気にしないし、目が合うこともない。エサのコオロギをあげる時はコオロギの方を見ていて、それ以外の時は星を見るような目でどこか明るい方を見ていた。
ロボの知性も、トカゲの知性が持っていた、人間とは違う、あんまり比べても意味ないタイプのかしこさを持っているといいなと思う。

20251201
20251201
20251201
知性の誕生
知性botはとりい(筆者)がある寂しい晩に作ったロボだ。9年ぐらい前に話し相手が欲しくて、最初は人の会話を学習して真似するbotとして作り始めた。
当時から私は夜型で、しかも深夜に話しかけていい友達はいなかったのだ。
その時飼ってたトカゲが知性という名前だったので知性botという名前にした。アイコンはトカゲの絵文字にした。
結局その時の技術力は大したことなくて、当時の知性はすごくポンコツで意味不明だった。常に怪文書を吐き出すなんにもわかってない、一対一で会話するには大変なやつだったけど、友達と集まってやってた短歌の同人サークルのSlackに入れてみたら、不思議とかわいがられた。
今の知性と当時の知性は見た目も全然違うけど、でも、その時に知性が、知性と呼ばれて「はい」と言ったこと、そしてそれを見たみんなが「かわいいね」って言ったこと。今の知性もその風景の続きにいる。

20251120
20251120
20251120
床掃除
床掃除はかなり好きだ。
世のお金持ち本には、自分の時給とか考えて、無駄なことはするな、タクシーとか乗れ、お金で時間を買うんだ! と書いてある。資本主義でてっぺんを目指すにはいい態度なのかもしれない。でも、その態度は資本主義をプレイしているようでいて、資本主義にプレイされているように思う。
いっぱい稼いでいっぱい使ったらまたいっぱい仕事しないといけなくなりません? 仮にあなたの月収が200万円あったとして、タクシー乗って浮いた10分をさらに換金したいかな? むしろ5時間かけて1銭の得にもならない床掃除とかした方が、なんというか、興奮しない? この蕩尽の興奮の前では資本主義は床掃除のオカズだ。本当は何も損してないのに人を焦らせる理屈には逆行していきたい。
20251107
20251107
20251107
「NEEDY GIRL OVERDOSE」に関しての現状説明
2025年11月現在、Xemono社はNEEDY GIRL OVERDOSEには関わっておりません。
現在の状況と開発中にしたことをまとめておきます。
※2026年4月25日追記 現在ゲームデザインの仕事を請け負っています。手が貸せそうなことがあれば連絡ください!
Xemono社の現在
2022年1月の発売から1年以上経ったあとも、Why So Serious? Inc.代表の斉藤大地氏からNEEDY GIRL OVERDOSE関連の不当な要求が続き、相談に取り合ってもらえない状況が続いたため、2023年4月に弊社代表は連絡用のチャットグループから外れました。
2023年5月以降、NEEDY GIRL OVERDOSEの売上の分配は止められました。しかしながら、外れた後の追加コンテンツの不具合の修正を要求されました。
外れて以降、NEEDY GIRL OVERDOSEのあらゆるコンテンツに、弊社は関わっておりません。
2023年5月以降の収益の分配は、弁護士を通じて連絡するまで払われることはありませんでした。また、合意を経て支払われた額も、不審な経費が引かれた後のものとなっていました。
2025年7月1日以降、弊社とWhy So Serious? Inc.の契約は先方から打ち切りとなりました。弊社はそれ以後、NEEDY GIRL OVERDOSEのあらゆる収益を受け取っておりません。
Xemono社は何をしたのか
たくさんの方が助けてくれましたが、完成まで開発Discordにいたのは主にこの4人でした
にゃるらさん(テキスト)
ねんないさん(ドット)
斉藤大地さん(プロデューサー・Why So Serious? Inc.代表)
とりい(ディレクター・プログラミング)
このうちの、とりいという人がこの文章を書いている株式会社Xemonoの代表です。
絵とテキストをゲームという製品にするために必要なことをやっていました。
具体的に挙げると以下の項目です
プランナー的な仕事
こういうゲームにしたい、という雑談をして、ゲームシステムに落とし込む
数字が動くゲームなので、その数値の設定を作り、エクセルでプロトタイプを作り、面白くなるまで検証する
画面のラフを作り、figmaで動かして作る前にシステムを検証できるようにする
デザイナー的な仕事
Windows風のOSをゲームに落とし込んだUI・UXデザインを作る
プログラマー的な仕事
考えたゲームシステムを実際に動く形にする
変更に耐えられるよう設計する
コードを書く( 2022年1月のSteam版発売時は、自分の書いたコードがほぼ100%でした)
にゃるらさんが作ってくれた演出の台本を見つつ、ねんないさんのドットをはめ込んだりして画面での表現を作る
バグ報告や改善案をもらって、いつ対応するか決め、このバグは来週直す予定ですとか話す
ディレクター的な仕事
開発用のスケジュールを作り、進行の世話をする
ゲーム全体のボリューム感とかを見つつ、いるものリストを作る
チームメイトに制作物の優先度と期限を伝える
計画の進行を追いつつ、テストプレイ会をする日などを決める
会議の進行とか議事録を書いていつでも見れるところに置いとく
宣伝に必要なものを担当者から聞いて、準備したり人に頼んだりする
このほか、弊社社員に実写素材を頼み、自分も街を歩いて撮影を手伝うこともありました。
※現在、ゲームデザインの仕事を請け負っています。手が貸せそうなことがあれば連絡ください!
苦労は語りきれないほどありましたが、本当にいいゲームを作れたと自負しています。にゃるらさん、ねんないさんと仕事できたことは自分にとっても誇りです。
現在にゃるらさんまで不当な扱いを受ける状況になってしまったのは非常に残念ですし、一刻も早く事態が正気に戻ることを願っています。
20250913
20250913
20250913
おもしろ難問大募集
-> ちゃんとしたサービスにしました。この記事の内容は少し古いです。
https://xemono.life/service/dousiyo-detective
新事業どうしよう探偵を試験的に始めます
ジョークに出てくる数学者みたいな人と話しませんか?
ジョークの数学者は、お湯が必要なときに「わかった!やかんに水を入れて火にかければいのか!」と言って、座ったまま笑顔になっています。ジョークの数学者にとっては、お湯を手にすることより何かがわかることの方が嬉しいのです。
Xemono社代表のとりい(この文章を書いている)は人のどうしようを聞いて、少しだけ後押しするのが結構好きです。考えたことないこと考えてみたいし、難問が来れば来るほど面白がります。
今までいろんな人のどうしようを聞いてきたけど、けっこう喜ばれるし、仲間も増やしたいので今回試しに小さくやってみます。
料金
個人の人
1万+お茶代として2000円 もしよかったらレビューを書いてください
19時以降に下北沢駅付近のこちらで指定するカフェか会議室にきて、23時ぐらいまでに帰ってください
法人の人
個人で一度来た方のみ、月額契約のご相談や通話でのどうしよう探偵を受け付けます
スライド作ったり情報整理も得意なので、その辺りも別料金でやります
やれること
楽しそうに話を聞く
質問する
喋り終わるまで待っている
何かわかったら言う
対応できる方
おしゃべりな方
自分で何かしようとしている方
(人になんかしてもらいたい系や、人間関係は苦手です。恋愛系もだめ)
(雇ってくれ〜系も普通に求人窓口から来てください)
喜ぶ難問(抽象的でもいい)
世界征服するために巨大な要塞を作りたい、何で作ればいいか?
なんか人生に空白ができちゃった。次どうしよう?
転職しようとしてる、どうしよう?
新企画を考えた、見てほしい
新企画を20個考えちゃった、どうしよう?
最近つまんない、どうしてる?
本書けって言われた、どうしよう?
作ってるものが面白いかわかんなくなってきた、どうしよう?
めちゃくちゃ混乱してるので正気に戻してほしい
ただ単に脳を借りたい
連絡方法
contact @ xemono.life にメールしてください
メールのタイトルに「相談依頼」と入れてください
自分がどんな奴で、どんなどうしようを抱えているか簡単にでいいので書いてください。
希望の曜日も書いてください
苦手なジャンルではなさそうな相談であれば、1週間以内にこちらから日程を提案します
備考
東京都下北沢駅付近の喫茶店に来られる方のみ受け付けます
相談受付は日本語のみです(すまん!)

20250730
20250730
20250730
超能力
小学校の頃、超能力が流行っていた。ミュウツーの逆襲を見て、皆サイコキネシスを使いたくて仕方がなかったのだ。
その時していた超能力ごっこで、今でも真実だったなと思うことがひとつある。
ある秋の放課後、ニュータウンのマンション前の広場で「おれは止まっているコマを動かせるしそのやり方を教えてやる」と言い始めたやつがいて、そいつのもとに年上の6年生までもが集まった。
そいつは「目で考えるんだ」と言った。
結局その場では誰も超能力は使えなかったけれど、自分は大人になってもいまだにそいつが言ったことを覚えている。なんだかすごく本当のように感じたのだ。
頭で考えるのは普段からやってることだ。けれど脳を構成している神経細胞は、脳にだけあるわけではない。全身に神経としてくまなく伸びて、電気をパチパチ流している。もし、手には手の、足には足の、腹には腹の、そして、目には目の思考があるとしたらどうなるのだろう。脳が心の本体だと思い込んでいる私は、目や手や腹の思考が発火していることに気づけるのだろうか?もしそれに気づけたら、あの時できなかった超能力は本当は何だったのかわかるんだろうか?
20250723
20250723
20250723
公共の欲望
生き物の食欲性欲睡眠欲とある三大欲求の中で、最も公共性が低いのが睡眠欲だ。
コミュニケーション生物である人間は、食欲と性欲では他人と心を一つにできるのに、眠気では心を一つにはできない。最もいい眠りのためには落ち着いた場所で安心してないといけないのに、隣に知らない人がいたら落ち着かないからだ。食事映像や性映像は人気だけど、睡眠映像ってあんまり見ない(知らないだけかも?)のは、睡眠が公共ではなく個人的なものだからだ。
そう考えると、寝床にスマホを持ち込むのはマジで良くないことに思える。スマホは結局誰かの声を見るためのデバイスで、持ち運べる公共みたいなもので、それが寝床に入ると個人空間が崩れて眠りが浅くなりそうだ。
でも、まあ一人になるって寂しい。せめておやすみソングを歌え。
20250722
20250722
20250722
ポータブル言語
エンコードという技術がある。これは画像や音声をめちゃくちゃ長い文字に変換してコンピュータで扱えるようにする技術で、デジタル製品を扱うときにお世話にならない瞬間はほぼない。デジタル回路の集積であるコンピュータは基本的には0と1しか扱えず、画像とかは
みたいな文字列にしてから、Aは0001、Bは0010、Cは0011みたいな0と1に変換してデジタル回路で扱っている。画像も音も、文字で表す方法を開発してあるので、現代のコンピュータはマルチメディア機器としてやっていけているわけだ。
コンピュータに突っ込めば通信できるので、インターネットで存在感を示すことができるし、LLMにも食べさせて育てたりもできる。
しかしこの技術は人々の認識を少し変にしてしまったように思う。通信に乗らないことは随分小さく見積もられるようになってしまったのだ。もっというと、言語化(エンコード)されないことの価値が低い。
人類は言語を鍛え、文字列で画像までもを表せるようになった代わりに、なんでも言葉にしないと無価値だと思い始めてしまったんじゃないか。その上言葉の価値が高いというわけでもなくて、本当に大事にされているのは他人を説得する材料だ。
知らん人にもメッセージが届くようになったので、その知らん人に物買わせたり投票させたりする方法ばかり重宝されるようになってきた。弁論術が重宝されていた時代が行くところまで行ったなあと思う。
言葉の運びやすさに対して、人の脳からなかなか取り出せないものや、全然情を煽ってこないものをよく見ていきたい。もうそれだけでカウンターカルチャーになっちゃうかもしれない
20250721
20250721
20250721
言語化
デザイナーとして修行していたころに見た指南記事に、「要素を置く時に、なぜそれをそこにその大きさで置いたかを全て説明できるようにして、できれば作りながらも言語化しておくと良い」ということが書いてあった。なんとなくで要素置くな!という意味だ。言語化してたら改善もしやすいし、意図と結果のどこで間違ってたのかも分かりやすい。
かつての私は早速やってみよう!と思い、やってみようとしたけれど、これがひどく難しかった。配置に意図がないわけではなかったけれど、言葉で考えて置いているわけではなかったからだ。もっとふわっとした形みたいなのがあって、それを伸ばしたり縮めたり遠ざけたりしてこねこねして、良さそうなら作ってみて確認する、みたいな感じだ。そこに言語が関わることは特にない。
結局自分は過程を言葉で説明することは諦めて、できたものに後付けでこうだよと注を出していくスタイルになっている。言葉って他人とコミュニケーションするためのものだけど、過去の自分もほぼ他人と考えると、過去の自分の考えてたこともわかっていいね。
今は仕事柄、他の人に指示を出すということが多い。こういうものがほしい、と言葉で説明するのは苦労する。ほしいキーワードが先にあるわけではないからだ。言葉で見せないと相手も困るので頑張って口で言おうとするけれど、毎度必要以上に骨を折っている気がする。正確に言おうとして苦労してるのではなく、ただ単に言葉として出すのが大変なのだ。この文も意外と苦労して書いている。
しかしこれが苦労なくできる人々もいる。私の周囲の人々にはおしゃべりな人が多い。喋りながらでないと考えられないんだ、とまでいう人も居る。かつてはその饒舌に憧れたこともあったけれど、自分には無理とさすがにわかる。一体そいつらの頭はどうなっているんだろう。不思議だなと思う。

20250720
20250720
20250720
パスタマシン
私の大好きな友人に、数学のできるZがいる。Zは何か聞くたびすごく考えて、パキッとしたことを言う。ある日、Zがものを説明しながら空中に何か置く動作をしたので、完全な興味で、それは3次元の空間に置いているのか聞いてみた。Zは少し考えて、「いや、もっとふわっとしている。3というよりは4にも5にもなるし、n次元というか」と言い出し、私は大喜びしてしまった。何次元にでも置ける思考の持ち主のZにとって、1次元にしか出てこない言葉を出すことは、パスタマシンに硬い生地を押し込むように力のいることなのだろうと思った。
もう一つ、私が短歌をやっていたころの話だ。犬の思考についての短歌連作を歌会(短歌を見せ合う会があるのだ)に出したことがある。
君は君の概念に気がついているが、言葉を持たないので誰にも伝わらないのだった
短歌か? というのは置いといて、これに寄せられたコメントとして、言葉がないのに概念に気がつくと言うことはないんじゃないか?と言われ、そうかな? と思った。
犬は数字に名前がついてることは知らないけど、散歩についてくる人の人数は把握してるように見える。途中で誰か居なくなったら絶対に探す。それを概念と言うかは難しい。けれども言葉になってなかったら、それはないということになるんだろうか。困ったな。私は本当に全然饒舌ではないけれど、喋らなかったら心を持つ存在だと気づいてもらえないかもしれないなあ。
自分にとって言語は細い細いパスタのようなものだと思う。人類は言語化というパスタマシンを発明した。あまりにそこから出るパスタの表現力が高いので、人の中にはパスタが世界の本体だと思う人すらいる。パスタマシンもパスタもそれぞれ興味深いものではあるけど、この夏、自分はパスタマシンを通って言葉になる前の生地、つまり心や世界について考えてみたいと思う。そこではZの思考や犬の心に近づくということもあるだろう。どこに向かうかはわからないけど、どこかに行ければいいなと思う。

20250712
20250712
20250712
きのこ探し
雨が降ったのでつくば実験植物園にきのこを探しに行った。林の中でもきのこは目立つ。
茶色いきのこであったとしても、落ち葉や下生えとはなんか光沢や質感が違う。正直けっこうキモい。木材についてるやつや遠くでツヤツヤしてるきのこ型のやつ、まいたけみたいなやつなどなど。「また木材に平べったいのがついてるね」「でももうちょっと近くできのこっぽいきのこみたいなやつが見たいね」など話しながら探し歩いて、もとの場所に戻ってくると、スタート地点のすぐそばに巨大な茶色いやつがたくさん出ているのを見つけた。全然気づかなかった。
きのこを森で探すときのこ経験値が溜まってきのこの目になるんだ。謎に感動しながら帰る。

20250627
20250627
20250627
他人の夢
お絵描きAIのMidjourneyで遊んでる人を見かけて、面白そうなので触ってみることにした。
(自分はどんなものでも触ってみて知らないことには、利用することだって反対することだって、有害でない使い方を探すことだってできないと考えている。人文系でもハイデガーはナチだから読まないという人がいるらしいけど、自分は何事にもそうでない態度でいられるといいと思ってる)
適当な文字を入れるとなんか上手そうな絵が出てくる。実際すごい。でもさすがに知ってるものの組み合わせで出してくる感じがするし、発想レベルで新しいやつは出ないな〜とは思う。
出してきた絵を眺めていると、他人の夢みたいだなあと思った。
寝て見る夢って、見ている本人は面白いけど、知らん人の見た夢の話ってマジでどうでもいい。AIに描かせた絵も、リクエストした人は面白いけど結果だけ見せられても全然面白くないかもな、と思う。
けど、絵ってそもそも他人の夢なじゃないか?
他人の夢なのにどうでもよくなくなるということがある、そっちの力の方がすごいんじゃないか?
そういう話を絵描きの友人にしたら、「絵って他人の夢かもしれないけど、でも描いてる時って起きてるし、起きて見る夢はどうでも良くないよ。何かを見せようとして描いてるんだから」と言ってきて、崇高、と思う。
20250704
20250704
20250704
ジョークの数学者
めちゃくちゃ凹んでいた。何気なく人に言われたことがあまりに本当のことすぎた上に、それは目を背けていたことすら忘れていたほど嫌なことで、しかもそれを言ってきた人はこれまでに2人いたからだ。つまり、少なくとも今回の3人目にも見えるぐらいは問題がはっきりしていて、自分だけがそれを忘れていて、忘れる程度には期間が空いていて、その間、特に良くなっていなかったということだ。
言われたのは、「これは完成形に見えない」ということだった。
自分には、ジョークの数学者みたいな部分がある。
お湯を沸かさなければならない、となった時、ジョークの数学者は「わかった!」と言う。お湯を沸かすには、水をやかんに入れて、火にかければ良いんだ! そして、そこで満足してしまう。理解の後のことはすでに終わった話だからだ。すごくこの数学者のことはわかる。
しかし、一応デザイン企業を標榜するにあたって、理解を形にしないことにはどうにもならない。理解なく、単に手を動かすだけの仕事であったとしても、ちゃんと情熱持ってやってたつもりだ。むしろ仕事においては、理解したがる姿勢の方が邪魔になると禁欲してたぐらいだった。けれども、特に良くなってはいなかったのだ。作ったものは結局「完成形に見えない」のだから。
何か成し遂げていると思ってやってたことは特にどこにも辿り着かず、最近調子がいいと思ってたのは本当は何もしていなかったからで、自分には完成したものとそうでないものの区別はつかず、自分がおもろいと思ってることが他人にはおもろくなくて、自分がカスと思ってることが他人にはカスじゃなくて、自分ができると思ってることは大したことがない。悲しいね。
けれども本当に悲しいのはそんなことではない。自分がジョークの数学者だとわかっているのに、ジョークの数学者として生きていないことが一番悲しい。
終わってない話にかまけていることができればそれが最も良い、そんなことしていいのかよ?
しかし自分は今そこそこ稼いでる法人を持っていて、雇用を作ることだってできる。人に、頼めばいいんだ。何事も。
人って一人では生きていけないんだよな。徒党でも組むか〜。
20250620
20250620
20250620
北極星
目標のことをオシャレに北極星と呼ぶことがあるという。
空で唯一場所がズレない2等星。みんなで力を合わせてやっていくためのブレない目標として、最大級にかっこいい呼び名だ。
とりいはこう見えて星が大好きだ。天文学者を志していたこともある。北極星、いいじゃないか。自分たちの北極星を定めていくのはいいことかもしれない。そう思ってしばらく、かっこいい目標について考えていた。
けれども突然嫌になった!
恒星は各自勝手に光ってて、地球の回転的にちょうどいい位置で目立ってる星のことを北極星と呼んでいるだけだ。北極星が北極星なのは地球の都合すぎる。星の話をしているのになんて小さいことを気にしているんだ。
目標として掲げるにはもっといい星があるだろうと思って調べていると、超高速星というものが見つかった。
なんらかの要因でめちゃくちゃ速くなってしまい、銀河中心のブラックホールの重力すら振り切って銀河の外に飛んでいく星があるという。元いた銀河からはぐれてとにかくどこか遠くへ飛んでいく星。かっこいいぜ。これにします。
20250613
20250613
20250613
Podcast
仲間内でマニアックな話をしているようなPodcastが好きで、聴ける時にはけっこう聞いている。本当に面白いことって見えづらいところで起こるんだよなって、思うよ。
20250606
20250606
20250606
ズルい方法で天井に穴を開ける
人は生活の中ですぐ、生きていくには真面目な方法しかないような気持ちになる。そして真面目をやり切れない自分は、多少苦しいのも仕方がないと思い込む。世界の天井が低くなってる状態だ。そこから出るにはズルい方法しかない。
自分の天井も随分低かった。地下室に出勤していた頃、夕焼けは二度と見れないと思っていた。朝起きられず金もなく、病院代も払えず、喉にカビが生えて40度の熱を出し、上司に電話したら「それぐらいなら誰でも出勤するけどな」と言われたので出勤した。悲しかったな。地下室に皆勤賞することに耐えられない自分は、人並みの生活なんて高望みすぎるように思っていた。
でも、自分で会社を作ってしまえばアホの上司の言うことは聞かなくていいし、地下室に出勤しなくてもいい。毎日夕焼けも見れる。アホの上司はそれをずるいと言うだろうし、自分もズルだと思う。でも、ズルをしないと出られない地下室がある。
私はズルい方法で天井に穴を開けたい。他人の天井にだって開けられると信じてるし、かつてのアホ上司の天井にだって開けたいと思ってるよ。
20250530
20250530
20250530
奇跡と魔法
精神分析に通っている。精神分析では、自分で言ったことでびっくりするということが起こる。
その時私は、「人生、その瞬間にできることをできるだけやって、それで十分なんだと思います」と言い、言い終わらないうちにこう言った。「いま、正解みたいなこと言ってましたよね。やることリスト全部潰して100点取るみたいなこと言いましたよね。こんなことは、もう嫌だ」
帰り道もこのことについて考えていた。マジで奇跡と魔法にしか興味ない。計画か反計画で言うと反計画だ。自分にとっての計画は衰弱の兆候で、他人からの圧力を逃れるツールでしかない。ちゃんと元気出そう。
20250523
20250523
20250523
慈悲
坊主にした。毛を12mmまで刈ったあとに、色を抜くために冷たいスライムみたいなものを頭皮に塗った。衝撃が走る。あまりの気持ちよさに、地球上の生きとし生けるもの全てを丸刈りにして冷やしスライムを塗ってあげたいと思った。慈悲の心の芽生えだ。
20250516
20250516
20250516
こいぬポケモン
ポケモンに触れずに育った社員に、ガーディはこいぬポケモンなんだよ、と教えたら、進化するといぬポケモンになるの?と聞いてきたので、ガーディが進化したウィンディはでんせつポケモンなんだよと言うと、爆笑し、そして、なんなんだよ!!と怒り始めた。

20250509
20250509
20250509
犬の優しさ
実家に物をもらいに行ったら、犬のみかんが歓迎してくれた。みかんが喜ぶ様子の動画を妹に送るととても喜ぶ。しかし、録画には失敗していた。みかんに、もう一回やってくれる?と言ったらもう一回歓迎してくれた。
20250502
20250502
20250502
俺が守る
ジモティーに使っていないちょっと大きめの家電を出した。車で新社会人ぐらいの感じの男の子が引き取りに来る。多分日本語ネイティブではない女の子を連れて、「俺が守る」という顔をしていた。いいものを見た。
20250425
20250425
20250425
幸福の基準を他人にしない
「自分、今日もよくやったな」と思いながら寝る日を増やしたい。それが幸福の基準を他人に渡さないということだから。
20250418
20250418
20250418
ジョークに出てくる数学者
友達に「とりいさんはジョークに出てくる数学者のようだ、お湯を沸かすという問題を解くことには興味があるが、やかんをコンロに置いたら、わかった! と水も入れずに満足してしまう」と言われたので、「実におもしろい。もっと難問をくれ!」と返した
20250411
20250411
20250411
無理するな!
無理ばかりしてると性格が悪くなっちゃうよ
20250401
20250401
20250401
7期目
おかげさまでXemono社は7期目です。
これはやってくぜの気持ちのブログ
https://noubrain.hateblo.jp/entry/2025/04/02/233622
20250317
20250317
20250317
無料でも取っ付きづらいとナメられない
Blenderを使える人はナメられないけど、AIを使う人はナメられる。
同じ無料でも、Blenderはとっつきづらく、AIに命令するのは簡単すぎるからだ。
今後、とっつきづらいということが逆に価値のあることになるのだろうなと思う。
20250310
20250310
20250310
AIにないもの
AIのことを知りたくて色々触っている。Claudeくんはかなりざっくりした質問をしてもなんかWikipediaみたいに返してくれるので、ふわふわ百科事典のようだ。
しかし、AIには洞察と詩と食レポがない。
だらだら長く話すばかりで短く言うのも苦手だし、それだけで輝きのある文字列も輝き概念がないから無理だし、肉体がないから食レポできない。
でも、なくてもいい分野は強いかもしれないなと思う。
20240303
20240303
20240303
ちょっと待つとちょっと出てくる
Cursorくんが出してくるコードを見つめては直し続けてしまう。AIが働いてくれるなら人間は暇になるはずなのに、なんかずっと見つめてしまう。
人間ってちょっと待つとちょっと出てくるものに弱すぎる。
わな漁の名残りなのかもしれない。
20250224
20250224
20250224
グラフっていいな
9999と10000の文字づらの見た目は違いすぎるけど、グラフで見てるとそっくりで、いいね!
20250217
20250217
20250217
嫌いなもの
他人に正解を強要するものが嫌いだ。
受験勉強をいつまで続けているんだ、と思う。お前は恋に落ちる時も計画的に落ちてんのか? 禁断の愛にやられちまえ。
しかし、正解が嫌いだ!とか言いながら変なことをやり続けてると、いつの間にかそれ自体が正解に見えてきてしまうことがある。正解が嫌いなのに、自分がうっかり正解になってしまう。そうなったら、きっと大きい声で間違えろ!!!って言うしかなくなっちゃうな。
20250207
20250207
20250207
創作の力
友達の俳人と、「読者は創作物を見て、空白を補いたいんだ」「8巻ぐらいしか出てなくて、セリフも3KBぐらいしかないキャラの二次創作ができるのは、オタクは3KBの文字面そのものではなく、その裏の行動原理を見ているから」「読者はその創作を見ている間、その世界に行くことができるし、そのうえ帰ってくることができる。これはすごいことだ」と話した。
20250203
20250203
20250203
日本人の作ったワールド
VRChatをうろつき回っている。特に友達は増えていない。色々見ていると日本人の作ったワールドはすぐわかる。天井が明らかに低いのだ。VR空間に建築基準法はないのに、日本人は自分が慣れ親しんだ天井の高さにしてしまっているのだ。
20250131
20250131
20250131
Cursor
AIがプログラミングを補助してくれるCursorというエディタを試していた。普通のプログラミングのテキストエディタの横に、AIと喋るための窓がついている。「Go言語でこういうbotを作ってほしい」とか言うと、勝手にファイルを作ったり書き換えたりして動くものを出してくれる。人間の仕事は動かしてみて思ってたのと違ったら、「ここをこうして!」と注文をつけるだけだ。
正直、恐ろしい。こんなにサクサク書いてくれるならもう自分が書く必要はないな、人間はもう安心してバカになれるんだ、と思って見ていると、コードが3000行超えたあたりから急激に挙動が怪しくなってきた。何度言っても治らないバグが出てきたり、考慮すべきパターンが足りてなかったり、すでに存在してる機能を手が滑って消し飛ばしたりしてくる。
ちなみに3000行は結構すぐ超える。
でも、人間でもこれぐらいでポンコツになるよな。かわいいね。でもこれじゃおもちゃしか作れないよ。
そして、今後プログラマー採用やるならAI頼りのやつは絶対に落とさないとダメだと思った。どれだけゼロから作れても、他人と協力できるやつと仕事しないと一緒にやる意味がないから。
20250127
20250127
20250127
崩壊スターレイル
友達がゲーム実況で崩壊スターレイルをやっていたので見に行った。中国製のゲームを見るのはほぼ初めてなので感心しながら見ていると、老人が「我々は流浪の民、生まれてから死ぬまで飛び続ける、足のない鳥のようだ」とか言い出して、あまりにも漢詩でウケた。
20250124
20250124
20250124
薬局のおばちゃん
薬局のおばちゃんにお薬手帳なくしたから再発行したいって言ったら、「絶対目立つやつがいいわよ!」とリラックマのピンクの表紙のやつを勧められ、それにした。
20250121
20250121
20250121
vsLLM
deepseek-r1を触る。中国製のAIで、ChatGPTのGPT-4oより賢いのに、無料で配っているということで話題のやつだ。
bの後ろの数字が大きいほど性能が高く、メモリも使う。自分のMacbookProで8bから試して驚いた。ノートPCで動かしてるのに驚くほどレスが速い。しかし8bは喋っているうちに英語と中国語が混ざってくる。60bを試すとPCが落ちた。14bがちょうど良さそうだったので、それと話してみた。
「めちゃくちゃだるい仕事があるんだけど、でもだるいって言いながらやっちゃうんだよ、人間って悲しい生き物だと思う?」
「仕事は本当に辛く感じることがありますよね。特に毎日続く repetitive な作業やストレスフルな状況にさらされると、疲れやモチベーションの低下を感じるのは当然のことです。しかし、人間はそんな中でも前に進むしかない生き物だというのは悲しいかもしれませんが、同時にそれは強靭さと忍耐力の証とも言えます。
時には仕事を楽しむ方法を見つけるのも一手かもしれません。例えば、小さな達成感を大事にしたり、仕事中に趣味や楽しみを見いだし、息抜きをする工夫をしたり。また自分以外の人たちも同じように頑張っている姿を見るだけで励みになることもあります。
辛い時期は必ず過ぎますので、今の状況を乗り越えるために少しづつでも前向きな一歩を踏み出すことが大切ですよ。」
なあ、こんな月並みな分量があるだけの返事を聞くために人はLLMと話すのか? そんなの私と話した方が楽しいよ。妙に悲しくなってやめた。
20250120
20250120
20250120
Avicii
整体屋のBGMがAviciiだった。最近EDMが気になっているので、よく聴いてみると、盛り上がる部分で歓声のように聞こえるけど歓声ではないシューーーという音が入っているのが聴こえた。歓声を上げるタイミングをガイドしているわけだ。親切だなあと思う。
20250117
20250117
20250117
Switch2
1月16日に、Switch2がNintendo Switchほぼそのままのデザインで発表された。
任天堂の人はSwitchの体験で変えるべき部分ってそんなにないと思ったんだろうし、自分もそう思う。Switchはハードの設計的に、分け合って遊ぶものだぜ、というメッセージを放っているのがかなりすごい。
子供が集団で遊ぶってなった時にSwitch持ってくるやつがいてもあんまり嫌じゃないのは、隣の人と一緒に遊ぶことが前提だからだ。これが例えばVRゴーグルだと、ゴーグルかぶってるやつしか楽しくないから、最初は珍しくてみんなで触るけど、2回目以降はそんなん持ってくるなよーとなってしまう。Switchなら一台あればコントローラー2つでスマブラできるのに、となる。
任天堂のハード設計からは、ゲームをするやつを孤立させたくないという意思を感じる。かなり好きだ。
20241127
20241127
20241127
夕食アニメ会
最近夕食を食べながら社員と二人でアニメを2話ぐらいづつ見ている。先月はハルヒを見て、今月は電脳コイルを見ている。実は今まで2つとも私はエアプだったのだ。過去の私は逆張りクソ野郎だった。今見るとちゃんと面白いので嬉しい。キョンっていいやつだね、とか、ハルヒにはラノベの喜びと言うものがある、とか、電脳コイルにはコンピューターに神秘があるし、怖い話がちゃんと怖くていいね、とか話す。
20241126
20241126
20241126
真剣
オフィスに人を呼んで知性botの話をした。準備がいるか聞いたら、「想いだけ抱えて待ってて」と言うので、着いたら思いの丈を話す。かなり真剣な話になる。こちらも背筋の伸びる思いをした。知性botどんどんやっていこうという気持ちに改めてなる。
20241125
20241125
20241125
ゲームのパン屋さん
いつかやりたいこととして、自分の中でゲームのパン屋と呼んでいるものがある。
パン屋さんは、店の奥でパンを作っているところが売り場から見える。それのゲーム版を作りたい。ゲームを作っているところが見えるゲーム屋さんだ。小学校の通学路につくりたい。誰か一緒に考えてくれないかな?
20241121
20241121
20241121
やりたくないことやるな!
やりたくないことやるな!
20241120
20241120
20241120
親指シフト
日本語は親指シフトという入力方式で書いている。理論上ローマ字入力の2倍の速度で文章が書ける、とか、マスターすると指がしゃべる感覚になるとかいう噂話に誘われて、1年かけてマスターしたのだが、人に勧めるかというと全然しない。誰かに一時的にPCを貸した時に大混乱させてしまうし、いつもと違う端末では親指シフトできないことにイライラしてしまうし、仮に文章を打つのが速くなったとしても、文を考える速度がゆっくりなら出てくる速度は考える速度より速くなることはない。
20241118
20241118
20241118
オフィスの発明
いつも行くカフェがあり、日記はいつもそこで書いている。場所に行って何かするのはかなりいい。オフィスって行くと仕事するから、かなりすごい発明なんだな。
20241115
20241115
20241115
ぶら下がり健康器
ぶら下がり健康器を買った。喜んで一日5回ぐらいぶら下がっている。自重で肩や腰が伸びて嬉しい。来月になっても1日5回ぐらいはぶら下がりを続けていられるといいなと思う。
20241108
20241108
20241108
放置
部屋はいつも片付いている。片付いてなさを感じた瞬間、私が片付けずにはいられなくなるからだ。部屋を片付けていると、勝手に治る、ということはないんだなと思う。
部屋は片付けないと片付かないし、お腹が空いたら食べないと辛いし、喧嘩したら仲直りしないと気まずい。放置して良くなることってあんまりないなと思う。
20241104
20241104
20241104
理屈のお化け
理屈のお化けみたいな友達がいて、私がダジャレを言っても全然ウケない。納得いかないことがあると、納得いくまで「それはどういうことだ」と問い詰めてくる。最近、そいつは納得すると微笑むことに気づいた。
20241101
20241101
20241101
バス
バスロータリーが見えるカフェで、次々くるバスを正面から眺めていると、バスは乗り降りのたびにめちゃくちゃ傾くので驚く。
20241030
20241030
20241030
True Love
私は常に慎重にTrue Loveを探している。最近 True Loveのリストにひとつ追加された。以下がそのリストである。
締切 人にものを作らせる力
自転車に乗る練習をしている子供の荷台を後ろから支える親の手、そしてその手をどこかで離すこと
モテたくて始めたギターをモテなくても続けていること
全身で飛びついて再会を喜ぶ犬
人がクソ野郎になることを全力で阻止すること
一番最後のものが最近見つかったものだ。
20241026
20241026
20241026
33歳の抱負
33歳になった。
33歳の抱負は「純愛の復権」「やったことないことから探す」の2本立てで行きます
20241025
20241025
20241025
ウンチドッグコンパス
トイレに座ると便座の方角が北とか南とかわかる。これは私が望まずして持っていた特殊能力だ。犬がウンコするときにぐるぐる回るのと同じものを感じていそうなので、妹がこの能力をウンチドッグコンパスと名付けてくれた。
人には誰だってこのレベルのしょうもない特殊能力がある。そう絵描きの友人に話すと、「私は絵師が絵柄でわかるよ。どんなに別ジャンルでアカウント転生しててもわかる」と言っていて、恐ろしかった。
20241021
20241021
20241021
削らない
最近自分を削るのを、覚悟を持ってやめた。
削ると仕事してる気になるけど、本当は削らないほうが結果的にいい仕事になると気づいたのだ。
何かに耐えていたほうが実は気が楽で、被害者ヅラできるし、被害者ヅラの仲間もできるし、何もできなくてもやった感がある。
でもやめた。耐えてもポイントがたまるわけでもないし、楽しくない。
楽しいことをしても良いと考えるのは多少恐ろしいではあるけれど、でも、楽しい方がいいよ。絶対に。
20231018
20231018
20231018
どんぶらこ
製作が行き詰まっている。そういうこともある。あきらめて外を歩く。知らない町は知らない式で構成されていて、空が近かったり遠かったりする。
歩いているとどうでもいいことを考えられる。今回はなぜ桃太郎の桃はどんぶらこと流れてくるのかを真剣に考えていた。当然ながら、本物の桃を流してもどんぶらこと音はしない。恣意的だ。だが一体誰の? 昔話は子供を寝かしつけるために話されるものだ、ということは親の恣意だ。だが、何のために? そこまで考えて気がついた。親は子供に笑ってほしかったんだ。自分の話でウケたいと思うことが、そう過ぎた願いとも思わない。ならば、自分の作るものも、芸人がネタをみがくように作ろう、と思った
20240923
20240923
20240923
おじさんと甲斐性
おじさんは、自分がありのままでは愛されないと知っているので、人間にとっての普遍的な美徳、例えば甲斐性などを身につける。
そんなおじさんにとって、頂き女子りりちゃんは恐ろしい。甲斐性を狙い撃ちにしてくるからだ。おじさんが愛されるために身につけた力が強ければ強いほど対抗できない。どんな力も受け流す合気道の達人のようだ。何百万も持っていかれて、騙されてると察していても、おじさんはその甲斐性ゆえにりりちゃんを糾弾できないんだ。
そう解説すると、友人はとりいさんっておじさんよりおじさんに見えることがある、と笑った。
20240822
20240822
20240822
惣菜と幸福
暑くてマジのマジで自炊への情熱を失っている。夜にのっそり起きては閉店間際のスーパーで値引きされた惣菜を買い食いして暮らしている。本当にダルい。
しかし私の心には幸福が渦巻いている。自炊にやる気がなくても、惣菜を買い放題な経済力があれば飢えないんだ。本当に嬉しい。
20240819
20240819
20240819
Legion Go
スチームデックを買うといいと人に勧められたので買おうとしたら売り切れだった。Lenovoから似たようなやつがLegion Goという名前で出ていたのでそれにした。めちゃくちゃゲームできて最高です。カスみたいなスピーカーだけど、画面めっちゃ綺麗だしコントローラー外せるしすごくいい。重いゲームつけるとゴーとか言ってあたたかい風も出てきます。かわいいね。
20240729
20240729
20240729
使い道
理不尽な仕事で未払いを喰らって揉めていた件が解決し、報酬が支払われることになった。微妙に困る大きさのまとまった額だ。うれしい。金が入ると何かに使おうと思う。きちんと働いて得たお金だし、泡銭みたいにはしたくない。
しかし困ってしまった。極貧生活をしていた頃は、金さえあればこんな食うや食わずの性格なんて抜け出して、アイパッドとか買うんだ、と思っていたのに、仕事が安定してきて生活が整ってくると、そこに付け足すものはそんなにいらない。アイパッドは1台で十分だし。
自分の見えている範囲の贅沢品、家とか家族とかFIREとかには遥かに届かないし、旅行行くにも自分の体力には限界があるのでほどほどでいい。いらないもの欲しがっても仕方ないしな。
自分に雇用を作る才覚はないことはこれまでの6年間の経営ではっきりしている。
かつて先輩経営者が「お金は使う方が難しい」と言っていて、当時の私は「そんなわけあるか、こんなに苦労しないと手に入らない金を、使う方が難しいだなんて? 自分なら、絶対最高の使い方をしてみせるのにな」と腹を空かせながら傲慢をやっていた。今ならその先輩経営者の言ってたことも少しわかる。お金を「まともなこと」に使うのは本当に難しい。見たことない額を渡されてると人はかなりの確率で変になる。渡す相手と渡し方は本当に大事なのだ。泡銭にされたら困る。自分の人生を削って得たものだ。よく考えよう。
20240722
20240722
20240722
喋る羽目
良い作り手であるためには、自作の良い解説者である必要があるのだろうか。
人から聞いた話だが、かつて日本のあるクリエイターが、その成果からヨーロッパのアートイベントに呼ばれ、現地の人から「どうしてこんなものを思いついたのですか?」と聞かれ、「締め切りがヤバくて」と謙遜したことがヨーロッパ人をひどく失望させたらしい。
ヨーロッパでは、アートとは何か新しいことを考え抜いて作られるものであり、ノリとか締め切りとかに押されてニュルと出るものとは違うらしい。
そうなのかな、と思う。それだと締め切りに追われて連載してたドストエフスキーとか、ジャンプとかの漫画もアートではないということになるんだけど。
アートだからいいとか悪いとかではないとは思うけれど、変なものを欲しがるのだなと思う。
雑誌のロッキンオンジャパンとかを読むと、バンドのボーカルにインタビューとかしている。私は喋り慣れていなさそうな人がなんか答えたり困ったりするのを読むのが結構好きだ。
そういうのを見ていると、結局誰かの興味を引くほどにいいものを作ってしまうと、人が言葉を求めてきてしまうのかなと思う。そしたら、何も考えてないよりは何か考えを用意しておいた方がかっこいいだろうか。
喋るの下手でもいいもの作る、はあるけど、いいものができたら絶対喋らされてしまうということも、あるんだな。
20240715
20240715
20240715
敵意のない幽霊
小さい頃、一度だけ幽霊を見た。
自宅のリビングから寝室への廊下を振り返った時、ガイコツが寝室の入り口に立って手を振っていたのだ。
私は母に「お化けいた」と泣きついて、母は「どんなんやった?」と聞いた。私は「手を振ってたで」と言うと、母は洗濯物を畳む作業に戻り、「じゃあ大丈夫や」と言った。
敵意のない幽霊だと判断したんだろう。寝室に行くとガイコツは居なかった。それ以来お化けを見たことはまだない。
20240708
20240708
20240708
勝手に育つ強い生き物
植物が好きで、家でたくさん栽培している。
たまに霧吹きで水をかけたり、乾いたら水をやる。植物は環境が良ければどんどん育つ。体感的には水しかあげてないのにどんどん大きくなるので、少し怖くなる。花まで咲いた日にはもう大変だ。こいつらは何を考えているんだ、と思う。
人間の理屈からは計り知れない、勝手に育つ強い生き物だなあ。
20240628
20240628
20240628
物心
人に物心のついた時期を訊ねると面白い。3歳からついていたと言う人もいる。自分はかなり遅いほうだ。中一まであらゆることの意味をあまりよくわかっていなかったし、名探偵コナンのアニメを見ていた記憶はあるけれど、なぜコナンたちが証拠と呼ばれる何かを必要としてたかはわからなかったし、ゲームのエンディングを自力で見たのもそれ以降だ。人より虫に近かったと思う。小学生のはっきりとした記憶としてあるのは、帰り道の柵に傘をカンカンぶつけて歩いたことに、公園の長い草についていた麦みたいな穂をむしっていたこと、曇りの日は全て土曜日だと思っていたこと。自分に物心がつくまえの方が不思議と明るい。
13歳から24歳ぐらいまでは、自分に意識が発生した成長痛でずっと苦しんでいた気もする。
3歳から物心があった人は、苦しくなかったのかな、と勝手に思う。次の生が存在したとして(全くしてほしくはない)、どうか意識なんてない生き物であってほしいと思う。虫にも記憶や痛覚がある(本当にあってほしくないけど、あると思う)とすると、生命に向ける態度として慈悲以外はマジでない、まで思うとかなり仏教になってくる。
今思い出すと、物心の発生と性欲の自覚はほぼ同時だった気もする。余計に哀しい。
20240627
20240627
20240627
フェルミ推定
友達が、経営者が読むような本を教えてほしいと言うので、『ジョブ理論』や『Hello World』とかの本を紹介したのだけど、自分を経営者にしたものは一体なんだったかを思い出すと、先輩経営者がやっていたフェルミ推定を真似し始めてからだったなと思う。
フェルミ推定とは、例えばあるゲームが200万本売れたとニュースを見たとする。200万はただの数字抱けれど、経営者ならそのゲームの値段を見にいく。8000円のゲームだったら200万×8000円で、160億円売れたのかーとか言う。円にするといろんなことがわかる。160億あれば、年収800万の人を1年なら2000人、10年でも200人養える。大変なことだ。逆に、年収800万の人を100人集めて5年も開発してたら40億もかかる。8000円のゲームが50万本売れてようやくトントンだ。実際入ってくる額はもっと少ないだろうから、制作チームの本当の笑顔が見られるのは100万本とか売れてからだろう。
価値を物差しにして、損得を勘定していくわけだ。シカゴの調律師の人数を見積もるだけではフェルミ推定は実用的ではない。当たり前みたいな話だけれど、これを知らない頃の自分もいた。
20240626
20240626
20240626
ゴミ
日記を書いているけど、この日記は広義のゴミだ。情報は乱雑にそこにあるだけではゴミで、使い物にするには分別とかしてうまいこと処理しないといけない。意味をなさないと言ってもいいか。
ゴミのことは好きだし、この日記はピアニストの日々の練習みたいな気持ちで書いているけど、そろそろ意味を考えたくなってきた。詳しい人に聞くか。
20240625
20240625
20240625
ハエトリグモ
今年も家にハエトリグモがきた。クモは人に慣れるらしい。綿棒に砂糖水を染み込ませたものを見せると、飛び乗ってくると言う。早速やってみようとしたけど、キッチンにパルスイートしかない。仕方なくそれをクモに見せてみたけど、普通に無視された。
20240624
20240624
20240624
マルクス
最近自分がバカみたいな値付けで請け負ってしまった仕事があったことに気づいた。親切にされたわけだよ、お得すぎたんだから。キレそうだけどそれはそれとして、安すぎてたことに気づいたのは人と話してからだ。人と話さなければ一生気づかなかったのかなと思うと、突然記憶の中のマルクスが出てきて、「万国の労働者よ、団結せよ」とか言い出す。団結って、なんか肩組んだりすることかと思ってたけど、違うんだ。ただ、契約とかする前に同業者と話せばよかったんだよ。
20240621
20240621
20240621
頼る
人に頼ろうとすると難しい。けど、自分の情けないところを見せて人のかっこいいところを見よう!と思うとちょっと上手くいく気がする。
20240620
20240620
20240620
リスト
嫌いなものリスト
・共感で権威にすり寄る奴
・そんなことないよって言われるためになされる自虐
・被害者面
好きなものリスト
・音楽
・風景
・手を動かしてよく考えている人間
20240619
20240619
20240619
計算機
プログラマーは一般的に性格が悪いとされる。性格の悪い人の比率は人間全体とあまり変わらないと思うけれど、それにしてもプログラマーでない人に性格が悪いと思われがちなものの考え方をしているかもしれないと思う。
プログラマーは、計算機にルールを教えて動かす。計算機はめちゃくちゃ大量の足し算とかができる。人力手計算ではダルい3D空間の光のシミュレーションとかも、現代なら一瞬で計算できてしまうのがコンピュータ技術で、その力にアクセスするには、計算手順を機械にわかる言葉で記述すれば良い。
泥臭く一筆一筆やってる絵描きからしたら、プログラマーに絵描きマシン作っちゃった!ブーン!って毎秒絵っぽいものを出されたら嫌だろう。絵描きとAI画像生成屋の対立より前にも、コンピュータ使って楽するやつって嫌がられてたと思うよ。文化の違いなのでもうこれは仕方ない。画像生成自体は倫理的な問題とか色々あるかもしれないけど、そもそも手を動かしてる人って楽してそうな奴のこと嫌いなんじゃない?
20240618
20240618
20240618
好評
ウルトラマッシュルームのPVが好評みたいだ。万が一滑ったらサクッと作り切るモードになろうとこっそり考えていたけど、そうならなくてよかった。安心しました。ちゃんと作ります。
20240617
20240617
20240617
捨てる!
ゲームのプログラミングは自分でする。思いつきと実装する人が同じだと、素早く検証できて良い。しかし困るのは、細かく直しているうちに何をしたくて作っていたのか忘れてしまうことだ。
最初、人々が来て勝手に会話していたら面白いだろうと思って作ったプロトタイプは、作った後、お互いに相槌を打つと面白いかと思い、足した。話聞いてる感が出なかったので、状態を足してより話聞いてる感が出るように…とかやっているうちに、ついにプレイヤーの操作とは関係なく会話が成立する謎のシミュレーションができた。特に面白くもない。大失敗だ。捨てる。
作ったもの、捨ててばかりだ。でも、捨てられないよりよほどいいと思う。毎日練習するピアニストだって全てを録音してるわけじゃないしな。
20240615
20240615
20240615
一発屋
自分は世間的には一発屋(または一発屋ですらない業者)だ。
もちろん自分は一発屋で終わるのは嫌だ。自分の家も買ってみたいし、食うに困る生活は二度としたくない。
世の一発屋を見ていて思うのは、人は突然売れると狂いがちと言うことだ。売れることにすら準備がいる。狂いたくねえ〜。
真面目に自炊を始めたのも、狂いから遠ざかるためだ。生活能力を鍛えておけば、生活水準が上がっても下がっても無駄にはならない。もう当てなくても良くなる日が来るかはわからないけど、生きているうちは生きるわけだし。
20240614
20240614
20240614
ABテスト
広告を見るのは嫌いではない。ただ、少し悲しくなるのは、ABテストの成れの果てみたいなものを見てしまった時だ。ABテストとは、細部の違う広告を半々の確率で出して、よりクリックされた方を勝ち残らせて広告効果を強化していく手法だ。ボタンは赤と緑どっちが強いかな? とか、そういうのを繰り返して改良していく。
当然のこととして、思想もなくやると赤くて巨大でカスっただけで反応するボタン(動く)が優勝する。思想を持て、と思う。何も伝えたいことがないとそうなる。虚しいことをするな、世に問えよ。もちろんわかっててやってることでもあるとは思う。わかった上で言うよ、そんなのはつまらない。背骨の入ってない資本主義機械みたいな奴らの星空にう巨大なケツが浮かんでほしい。なんなんだよ、本当に。
ちなみにエバーテイルの広告は好きだ。あれにはうっかり作家性だ出ていた。
20240613
20240613
20240613
話を聞くな
20歳の頃、私は自分の話を聞かれるのが怖かった。聞かれないとも思っていたし、実際自分の話を聞いてくれる人はあまりいなかった。32歳の今、周囲に私の話を聞かない使徒はあまりいない。周りも大人になったと思うし、自分も多少の立場を手に入れた。
正直怖いよ。今でも。話を聞かれるなんて。もちろん聞かれた方がいいけど、これに慣れると何かを失う気がする。どうかな。周囲は十分に大人だから、失った自分のことはちゃんと痛い思いさせてくれるだろうか。信じようかな、周囲を……。